【삿대질】〔名〕
삿대질は,もともと船を漕ぐときに使う櫓(상앗대)からきた言葉。
喧嘩が激しくなると,相手に向かって拳や指などを突き出しながら,大声で叫ぶことがある。そのような行動を取ると,相手は,十中八九“어디다 대고 삿대질이야? 삿대질이!”(おい,どこに向かって삿대질してるんだ?)と反撃するでしょう。
삿대질とは,まさに拳や指などを相手の顔の方に突き出す行為です。顔を殴る直前であるため,そのような行動に,相手は驚きながら大きく警戒します。そして,非常に不快感を覚え,興奮します。
しかし,삿대질は,本来は喧嘩をするときに使う言葉ではなく,船を漕ぐときに使う言葉です。長い櫓(상앗대)を使って船を漕ぎ出すことが,삿대질です。櫓を左右に押し引きして,船が前に進むことから,「拳や指などを突き出すこと」という意味に変化したものです。
〔例文〕
・앞 차가 급정거를 하자 택시 기사는 도끼눈을 뜨고 삿대질을 해 댔다.
〔前の車が急ブレーキをかけたので,タクシーの運転手は怒って怒鳴りつけた〕
・젊은 남자가 나이가 많아 보이는 아주머니에게 삿대질을 하며 무례하게 굴었다.
〔若い男が,年がいったように見えるおばさんに指を差して無礼にふるまった〕
・아니, 나이도 새파랗게 어린 사람이 어디다가 함부로 삿대질이야?
〔おい,年も若いのが,だれに向かって,そんな無礼なことを言うんだ?〕
・교통사고로 운전자 간에 시비가 붙어 급기야는 삿대질까지 오가게 되었다.
〔交通事故で運転者同士が口論になり,ついには罵り合いに発展した〕
・이야기를 하다 너무 흥분하는 바람에 나도 모르게 삿대질이 나왔다.
〔話をしていて,あまりにも興奮したはずみに,思わず相手を指さしてしまった〕
・길거리에서 서로 삿대질하며 큰소리로 싸우는 모습은 보기 안 좋다.
〔路上で互いに悪態をつきながら大声で喧嘩する姿は見苦しい〕
・노인이 자리를 양보하지 않는 젊은이에게 삿대질하며 화를 내고 있었다.
〔老人が席を譲らない若者に悪態をつきながら怒っていた〕
・준호는 말을 할 때 상대방에게 삿대질하는 안 좋은 버릇이 있다.
〔ジュノは話すときに相手を指さす悪い癖がある〕
・두 사람은 서로 삿대질을 하면서 으르렁으르렁하고 싸웠다.
〔二人は互いに悪態をつきながら、怒鳴り合って喧嘩をした〕
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