言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

文化財保護のこと

2018年05月02日 | 日記
 今日の新聞に、熊本地震で被災した植木の菱形八幡宮の神像が修復されるというのがありました。この神像はいろんな人のおかげで修復されることができるようです。震災復興基金や財団の助成で1500万円かかるそうです、いわゆるお金がいるわけです。いまは文化財保護の面から公的機関からの補助金や財団からの助成があります。ところがその恩恵を受けられるのは1けた%の文化財ではないでしょうか。

       

 身近にある文化財はこれまで地域の方が自分たちでお金を出し合って修復を繰り返されたから今があるわけです。昨日、このブログで紹介した合戦峰観音堂の本尊‘聖観音菩薩像’の台座裏には‘弘化4年(1847)’に修理したことが墨で書かれています。平安末に造られたものが1回だけの修復だったとは思われませんが、ちゃんと修復した記録は残っていました。  ~これまた、記録しておくことの大切さがわかります~
 しかし、この聖観音さまもそろそろ‘平成の修復’(次の元号になるかも)の必要を感じています。ようやく村の指定になったので補助金は出せますがほんの少しだけです、あとは地元負担です。地元負担が多くなればなるほど修復もできなくなっているのが現実です。きまり(法)だけでは対応できなくなっているのです。

 今日の写真は‘城山観音堂’です、江戸時代に造られたと思われます。大きな台風がきたら吹き飛びそうに壊れかかっています。どうにかしたいのですが。

 そこに‘風穴’をあけていかなければというのが私の思いです。どう空けられるのかは定かではありませんが、どうにかして開けていかなければと思っています。
 どなたか「知恵」と「お金」を出してくれませんか。

 雨のGWの中日、何もせずに我が家で過ごしました。

 今日の天気(