あけましておめでとうございます。平成31年 2019年がはじまりました。今日は曇っていて、たぶん初日の出は拝めなかったようです。どんより曇って始まりましたが、そんな1年でないことを願っています。今年で70歳になります。年賀状には杜甫の詩‘曲江’から「古稀」のことで挨拶しました。
酒漬尋常行處有
人生七十年來稀 の部分だけ抜き書きして挨拶しました。
訳は、酒代の借金は普通のことで、行き先々にある、この人生七十まで長生きすることは滅多にないのだから、今のうちにせいぜい楽しんでおきたいのだ、という意だそうです。杜甫はこの詩を47歳のときに書いて実際は59歳で亡くなっています。この時代は70歳というのは長命でそんなに長生きはしない頃だったと思われます。
ところが今の日本では70歳は‘鼻たれ’で、私などまだ老人クラブにも入れていません。新聞では‘70歳定年’・・・政府は継続雇用70歳引き上げを検討しているとありました。まさしく‘還暦’、‘古稀’まではこき使われる時代になっているようです。
そんな70歳になる年に(あと何年残されている人生なのかわかりませんが)、「文化財保護」にもっともっと心血を注ぎたいと思っています。曇り空で始まった2019年ですがドンよりを吹き飛ばすような1年にしたいものです。
今年もよろしくお願いいたします。
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