言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

涌泉

2019年10月04日 | 歴史探偵
 人が生活するためには「水」は必要不可欠なものです。2年程前に歴民サークルのtateishiさんが一丸地区の井戸も含めた湧水調査をされたことがあります。その調査をもとに今日は実際に現地調査をしてみました。むろんtateishiさんの案内でです。

 一丸地区は(アゾ山)の麓になります。このアゾ山に降った雨が一丸、味園地区までその恩恵をもたらしています。宅地造成、道路拡張などで現状が見れなくなったところもありましたが、記録にだけはとどめてきました。また、村の上水道が完備されたことや湧水量の減少によって、湧水池が本来の機能を発揮できなくなったり消滅してしまったりしていました。

     

 写真は、天神さん下の湧水池です。まだかなりの水が湧き出ていました。触ってみたら冷たかったです。使われ方はむかしとは違っていても大切に維持されていることを感じました。この場所にも水神さんが祭られておりご幣や塩が供えられていました。「水神」の石塔も見られたし、お祭りしておられるところがもありました。

 湧水池も井戸も残ってはいましたが、残念なことに(水質検査)をすると(飲料不適)になると思われます。もう少し、実態調査をして付け加え、記録には残しておく必要を感じました。また、他の地区での湧水池、井戸の調査もすることで、むかしから住まわれてきた地域のことが明らかになるような気がします。
 9時ころから昼までには終えました。湧水池は、球磨弁では(井川:いがわ)、それが訛って(ゆがわ)などと呼ばれています。面白い調査ができました。

 今日の天気(