言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

被災文化財 ⑧

2020年08月23日 | 歴史探偵

   

 昨日いって仏像を預かってきた(人吉伊勢神宮)は紺屋町にあります。預かってきた仏像のひとつは(青面金剛像:しょうめんこんごうぞう)と思われます。たぶん江戸時代頃の作にみえました。“青面金剛”・・・あ!この場所には‘庚申堂’があった・・・だから、この像があるんだ!と息子と喋りながらようやく気付きました。庚申信仰で祀られる仏像です、“みざる、きかざる、いわざる”の三猿がこの仏像の前に座っています。りっぱな仏さまです。持ち物、飾り物が無くなっていますが、人吉球磨には珍しい仏像だろうと思われます。この場所にはむかしの記録に‘庚申堂’があるのです。たぶん(これからは憶測です)山田川の堤防(河川改築)で、お堂は無くなって合祀されていったのではないかということです。

 神社の前に小さな祠が、中に「紺屋町区 恵比寿堂幷稲荷堂建立・・・昭和五年二月廿一日」の棟札がありました。たしかに2つの祠は今もあります。昭和5年には、庚申堂は別に建っていたのか、あるいは既に合祀されていたのかはわかりませんでした。調べて見たくなりました。それにしても仏像だけは残っていてよかったです。今回の水害で水に浸かっていたようです、カビがあったのでその処理だけはして保管しています。

 今日は暑くなりました、南の海には台風が現れました。これからの針路が心配です。

 孫たちは今日で夏休みはお終いです。孫ムスコはまだ宿題をやっています。

 今日の天気(


最新の画像もっと見る

コメントを投稿