山江での文化財紹介看板を見直して3年目になります、いま、今年度の設置準備をしています。各町村ごとに工夫を凝らした文化財紹介看板が設置されています。アチコチの看板を見ていますが(ウーン)を納得したものに出合ったことは今までありません。例えば(山田大王神社)とかの文化財名称だけのはよく見かけます、プラスαの説明をつけたものは(帯とたすき)状態です。
先日は(中国語と韓国語)で表示したいのでという何処かの観光部局の方がこられました、私的に無視しました。日本語での表記もまだまだなのになぜ外国語??なのですか。まずは日本人にわかるような標記の工夫をせよ!と云いたいのです。外国語はその次です。(えー、ここの仏さまは室町時代・・500年前に造られたんだって)と地元の人に伝えるのが一番なはずです。他所の人は二番目でいいです。
万治4年 庚申供養塔
正徳2年 青面金剛塔
去年から(庚申塔)の看板も作りはじめました。その確認のために岩ヶ野公民館と湯ノ原観音堂に昨日と今日出かけました。見る時間が違うと(太陽の)光の当たり具合で刻まれている字が見えたり見えなかったりするのです。なぜかしら岩ヶ野には2基の庚申塔があります。1基には「喜兵衛・・」など14名の名前が刻まれています。全員の名前を読もうと思って連日出かけたのです。2基とも立派な庚申塔です。万治4年(1661年)と正徳2年(1712年)の建立です。
刻まれた文字は摩耗していてはっきりと読めないのが残念ですが、いちおう読めました。記録としてきちんとしておきたいと思っています。350年ほど前の喜兵衛さんたちの願いがいまに伝わってきています。そんな文化財は大切にしたいものです。そして見えなくなっているモノを看板に記して今に伝えたいと思っています。
今日の天気(一時
今日は霧なしでした)
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