言わなければよかったのに日記

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被災文化財紹介 ⑤ 湯の元観音堂

2020年09月10日 | 歴史探偵

 今日の人吉新聞に「秋の一斉開帳 全札所で接待自粛」の記事がありました。19日から25日までの三十三観音巡り秋の一斉開帳は(接待自粛)で行われるようです。しかし、豪雨による被災を受けたお堂・6か所は開帳も中止だそうです。

   

     

 

 8番札所の「湯の元観音堂」も被災したため、お堂は(半全壊)の状態、仏さまたちは、町内会長さんがしばらく自分の車で保管され⇒人吉城歴史館を経て、いまは資料館に避難しておられます。本尊は(木造聖観音菩薩立像)です、金属製の聖観音様もおられます。日ごろは本尊・観音さんの代役だったのでしょうか、本尊の木像は写真のとおりバラバラに壊れた状態で資料館にやってきました。三十三観音巡りのパンフレットの写真と比較されてみてください。高さは50㎝ほどのりっぱな仏さまです。

 (林温泉)といわれ“人吉温泉発祥の地”にあるお堂です。室町の頃に(明応元:1492年)12代相良為続が井口八幡の帰りに立ち寄って入った温泉として知られています。そのときにはこの聖観音さんはおられたのでしょうか。何時ごろの造作像かわかりませんが興味あることです。すぐ近くの温泉神社も被災しました、はじめはこの神社とお堂を間違えていました。そのくらいどちらも滅茶苦茶でした。

 秋の開帳は中止でしたが来春には多くの方が拝観できるようになってほしいものです。

 今夜は校区公民館の役員会議でした。これからの今年度の行事等は中止せざる得ないだろうという話になりました。コロナと水害、致し方ないことだと思います。

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