言わなければよかったのに日記

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被災した文化財の修復のこと

2020年10月17日 | 歴史探偵

 被災した文化財の修復のことについて。

 熊本地震による被災文化財の復元修復もまだまだです。4年半経ったいまでもまだなようです。熊本城や阿蘇神社は有名ですが、小さな祠、仏堂はまだまだこれからのところが多いようです。

 今回の水害で被災した文化財もしかりです。多くはたぶんまだ話すら出ていないかもしれません。

1 自分の住むところの復旧がいちばんで集落の祠やお堂、仏像等の修復のことは考えてもいない。

2 お堂等の修復復旧では

  ア 戸などが壊れていて一部損壊のところは自分たちの力でどうにかなる。

  イ 全壊のところは、建て直すというのは自分たちの力では不可能。

  アは時間の問題、修理をする大工さん確保の問題が解決すれば大丈夫だと思います。問題はイです。私が見た範囲では大柿毘沙門堂、朝日権現社、八ツ田薬師堂、深水寺は全壊です、建て直す必要があります。深水寺は住職、檀家さん方で今後話がなされると思いますが、問題はお堂3つです。ひょっとすると再建は無理かな、です。集落や個人では到底不可能です。公的な財源支援がなければなくなると思われます。

3 堂内等の仏像等の修復

  お堂等と同じで一部分修復か大掛かり修復化で費用がずいぶんと違います。少し壊れた状態でそのまま鎮座されるケースが多くなると思われます。なかには壊れたまま、仏像を立てることもできずに寝かして安置することもあるのでは。

 その多くが未指定の文化財です、修復費用の出どころがないのです。何らかの支援が必要と思います。

  

    にかわで接着されていたので取れてしまった聖観音像

           

             聖観音像を梱包して修理のために持って帰えられました。

 そんな中、今日は(湯元観音堂)の主尊:聖観音さんを修理するというでUraさんが取りに来られました。復興のボランティア、これまで何もできなかったので(無償で修復)と云ってもらいました。ありがたいことです。甘えついでに幾つかの仏像も修復してもらおうと思っています。

 難しい問題をまだまだ解決しなければなりません。また新たなる問題が出てくることも想像されます。かなりの時間がかかるとも思われます。気長にボチボチとやっていくしかないです。

 しかしお金はかかります。資料館企画展では募金もしています。みんなで少しずつお金を出し合って復旧していきたいものです。ぜひご協力を。お願いします。

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