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【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  第三者による事業承継に士業の力を活用 3614-4b26

2024-11-27 12:21:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  第三者による事業承継に士業の力を活用 3614-4b26

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■   第三者による事業承継に士業の力を活用3614-4b26
 東京都事業承継・引継ぎ支援センターは、2022年度の相談実績をまとめた。 新規相談社数は973社(前年度比 2.9%減)。そのうち譲渡(売り)の新規 相談件数が448件(同21.1%増)と大幅に伸び史上最高の水準となった。 譲受(買い)は506件(同17.2%減)だった。成約件数は78件(同9.3%減) だった。

 東京都事業承継・引継ぎ支援センター統括責任者のY氏は「いよいよ 待ったなしで、事業承継を考えなければならない時期が到来している。譲渡 相談の経営者のうち80歳以上が11%という状況で、後継者がいない中小企業 が多い現状を実感する」と売り案件が増加する背景を説明する。

 一方で買い 案件が減少している要因は「ウエブサイトでマッチングを行うプラット フォーマーの利用が増えてきている。こちらのセンターに相談しなくても プラットフォーマーを活用して企業を探す動きが増えている」とみている。

 やはり課題は、売りたい側の企業の要望をどう実現させていくか。高齢で ネット利用にも不慣れ、譲渡となれば売却交渉をめぐり、さまざまな面倒ごと が待ち受ける。Y氏は「士業の方も含めて、どのようにサポートしていくか が重要」と指摘する。特に、士業については、中小企業の経営者の場合、税理士とは日常的に接点が多いが、弁護士となるとどうしても敷居が高いと敬遠し がちだ。ただ、「相手企業との交渉や金融機関との交渉等で、弁護士の力が必要なケースも増えている。中小企業経営者が使いやすい仕組みづくりに取り 組んでいきたい」とし、同センターと東京の弁護士会とが連携する体制を構築 していく考えだ。

 同時に税理士や中小企業診断士など、中小企業に身近な士業の人たちに、 「M&Aの分野に、今まで以上に具体的に踏み込んでほしい」と要望する。 経営者が第三者への事業承継に踏み出す決断をするには、自身の年齢問題だけ でなく、周囲からの「そろそろ後継者問題を考えましょう」という後押しが 重要。士業や取引先金融機関が経営者の背中を押すことで、1社でも多くの 企業が後継者を見つけ、「大事な事業」を続けていける取り組みをさらに進めて いきたい。

【 コメント 】
 事業承継問題は深刻です。私も相談を受けることが多いです。
 しかし、その時になってから慌てても、なかなかよい〃結婚相手〃は見つかりません。
 平素から、われわれコンサルタント・士業は、中堅・中小企業の経営者に、そのアドバイスをすべきです。とりわけ、企業との関係が密な税理士や社労士の先生は、機会あるごとに、それを行い、それとともに専門家に相談すべきことを提案すべきです。
 事業承継を事前から準備することにより、株の処分などをはじめ、税金対策の手も打つことができます。
 事業承継は、上述のように弁護士の先生が適しているでしょう。しかし、弁護士料は、中小企業には負担が大きすぎることが多いです。資格に固執せず、専門の先生や経験のある人達を利用すべきです。
 まだまだ、コンサルタント・士業の先生方のアプローチ不足は否めないような気がします。
  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

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