3月 12日
いつもの床屋 昨日の続き。その2
んでね。散髪が終わったんですが、まだ話をしたそうな
おねぇさん。「たまおちゃん、急がないでしょ。コーヒー
淹れるから飲んでってよ。」
といいながら、1月に福島の温泉宿で40人ほどが
集まって行われた中学の同窓会の写真を見せてくれましたよ。
おねぇさん、普段はメガネをかけていないんですが、
写真の中では太目のフレーム顔で笑っています。
「ねぇ。どうしたの。メガネ?」
「似合う? ほら、メガネをかけると頭が良さそうに
見えるでしょ。わざわざ同窓会のために、駅前のちゃんとした
店で黒くて太目のフレームのメガネを作ったんだからね。
私って、メガネがあると才媛だわよね。おっほっほ。」
そいで同窓会の写真。つうか、ふんとに田舎の宴会
でしたねぇ。オジサン(同窓会ですから、みなさん還暦前の
同い年ですよ)が、ぐい飲み茶碗を胸にくっつけて、浴衣の
前をはだけて踊っているような写真でした。
そんなこんなでコーヒーを飲みながら、二人だけで盛り
上がっていたんですが、そうしたら、朝からの客がアタイ
だけだったのに、なんとお客さんがやってきたんですよ。
(おねぇさんの顔が少しだけ アァ~ア となっていま
した。自分で言うけれど、アタイは床屋のおねぇさんに
気にいられているからね)
つうことで、おねぇさんも商売だから、新しい客の頭を
刈りだしました。
アタイはコーヒーをゆっくり飲んでから
「ごちそうさま、また来るからね。」と挨拶して店の
外にでました。
そうしたらおねぇさんが、店のドアを開けてアタイを
呼ぶんですよ。
「ねぇ、たまおちゃん。」
「なぁに?」
「帰る前にさ、散髪代を置いてってちょうだい。」
チャンチャン でした。
いつもの床屋 昨日の続き。その2
んでね。散髪が終わったんですが、まだ話をしたそうな
おねぇさん。「たまおちゃん、急がないでしょ。コーヒー
淹れるから飲んでってよ。」
といいながら、1月に福島の温泉宿で40人ほどが
集まって行われた中学の同窓会の写真を見せてくれましたよ。
おねぇさん、普段はメガネをかけていないんですが、
写真の中では太目のフレーム顔で笑っています。
「ねぇ。どうしたの。メガネ?」
「似合う? ほら、メガネをかけると頭が良さそうに
見えるでしょ。わざわざ同窓会のために、駅前のちゃんとした
店で黒くて太目のフレームのメガネを作ったんだからね。
私って、メガネがあると才媛だわよね。おっほっほ。」
そいで同窓会の写真。つうか、ふんとに田舎の宴会
でしたねぇ。オジサン(同窓会ですから、みなさん還暦前の
同い年ですよ)が、ぐい飲み茶碗を胸にくっつけて、浴衣の
前をはだけて踊っているような写真でした。
そんなこんなでコーヒーを飲みながら、二人だけで盛り
上がっていたんですが、そうしたら、朝からの客がアタイ
だけだったのに、なんとお客さんがやってきたんですよ。
(おねぇさんの顔が少しだけ アァ~ア となっていま
した。自分で言うけれど、アタイは床屋のおねぇさんに
気にいられているからね)
つうことで、おねぇさんも商売だから、新しい客の頭を
刈りだしました。
アタイはコーヒーをゆっくり飲んでから
「ごちそうさま、また来るからね。」と挨拶して店の
外にでました。
そうしたらおねぇさんが、店のドアを開けてアタイを
呼ぶんですよ。
「ねぇ、たまおちゃん。」
「なぁに?」
「帰る前にさ、散髪代を置いてってちょうだい。」
チャンチャン でした。