〈今日の結果〉
2018/08/01(水)第17回戦(おびひろの森)9勝7敗1分|観客数:13,051人北海道日本ハム 8x-7 ロッテ
【勝利投手】浦野(2勝1敗1S)【敗戦投手】益田(2勝5敗1S)
【本】(ロ)中村 4号2ラン(3回・杉浦)
(日)杉谷 3号ソロ(8回・松永)、レアード 22号3ラン(8回・田中)
2018年8月1日 北海道日本ハム対千葉ロッテ 試合ダイジェスト
道東シリーズ第二戦は、釧路から帯広に移って気温34℃(実質40℃?)の中での戦いに。
故郷帯広に錦を飾るべく先発投手に指名をされた杉浦投手は、1回表を三者凡退に打ち取る
順調な滑り出しをします。
その裏日ハムは、健介のヒットを足掛かりとして中田翔が2塁打を放ち、楽々と先制点を
挙げるのですが、2回表には4番井上に四球を与えると、日ハムからロッテに移籍をした
岡大海選手に移籍後初となるヒットを打たれてしまいます。
移籍後スタメンに起用された岡選手にとっては、「恩返しの一打」となり、これで次打者を
押さえたなら、どちらにとっても怪我無く上々の場面でしたが、この日の杉浦投手は前回の
ソフトバンク戦と比べると、ストレートは走っていず8番鈴木に投じたど真ん中のストレート
をライトへタイムリー2塁打を打たれてしまいます。
ストレートが走らないから変化球で勝負をするしかない杉浦投手は、3回も2死を取りながら
四球で歩いた藤岡を1塁に置き、3番中村にはレフトスタンドに運ばれて「1-4」とリード
を広げられてしまいます。
期待をされて故郷帯広でマウンドに立っただけに、頭の中は「凱旋勝利」で一杯となったか
どうかは分りませんが、とっておきのスピンが効いたストレートがなければ、ただの投手で
しかありません。
3回2/3で4失点をしてマウンドを玉井投手に譲りますが、次回また登板のチャンスは来ると
思うので、その時は今日の反省点を踏まえてチームの勝利を第一とした投球をして欲しいです。
その後もロッテの攻撃は緩まず、玉井、公文、井口が失点を重ね8回表が終了時には「1-7」
とされて、さすがに今日は敗戦かと誰もが思っていた8回裏にまさかのミラクルが起こるとは。
それは中島卓の代打で出た杉谷のホームランから始まりました。
カウント0-0から左中間へ打った打球はスタンドに飛び込み、2-7と追撃の口火を切ります。
この値千金のホームランは、杉谷の存在感を示すばかりか、もしかすると来季の契約にも関っ
てくる重要なホームランだったかも知れません。
その後は、遥輝が四球で歩き、剛がヒットを放ち、中田翔がタイムリ-を放って「3-7」と
すると、夏男ぶりを発揮している絶好調のレアードが、レフトスタンドに連日の22号3ラン
ホーマーを放ち土壇場になって「6-7」の一点差に詰め寄ります。
〈レアードの連日の22号HRはナインを元気付ける一発でした〉
ロッテとしてはまさかの展開であり、日ハムはイケイケで同点もしくは逆転勝利を狙いますが、
8回は終わり、9回は一点の攻防となりますが、すでに浮足立ったロッテ首脳の脳裏には、昨日
の初回10失点の悪夢が浮かんだのではないでしょうか。
9回表日ハムは浦野が3者凡退で抑えると、その裏最終回のロッテは、抑えの内がいないだけに、
益田投手を使いますが、一死後剛が四球で歩くと、平成の安打製造機とも言われる健介がライト
に3塁打を放ちついに7-7の同点に追いつきます。
信じられない粘り腰に最も喜んだのは、年に一回ファイターズを迎え勝利を信じて応援をして
いた十勝のファンだったでしょう。
〈この日の健介は4-2で打率を.347として柳田を追走します〉
そしてフィナーレは1死3塁で今年はひと味もふた味も違う活躍を見せている、キャプテン
中田がしっかりとヒットを放ち見事な6点差を逆転する貴重な勝利をもたらしました。
何度も書きますが、昨年ストーブリーグに入った時点で、中田翔の活躍を予言していた私に
も中田復活は嬉しいことですが、この日の杉谷の追撃の狼煙となる3号ホームランは、チーム
に元気を注入する起爆剤として必要不可欠の存在だと証明をしました。
〈逆転サヨナラ打を放った中田翔は.....〉
〈栗山采配は神がかって来ました〉
今日の一勝は単なる一勝に終わらず、優勝への道を切り開くものになるでしょう。
金曜日からのメットライフでの西武との頂上決戦が楽しみになって来ました。
またここにきてアルシアにも当たりが出て来たのは朗報ですね。
〈昨日の結果〉
2018/07/31(火)第16回戦(釧路)8勝7敗1分|観客数:12,565人北海道日本ハム14-1ロッテ
【勝利投手】有原(7勝2敗2S)【敗戦投手】石川(9勝5敗0S)
【本】(ロ)なし
(日)レアード 21号ソロ(8回・大谷)
ロッテ石川、めった打ち 1回に被安打11
道東シリーズの第一戦目となる釧路での試合は、日本列島が熱暑に見舞われるなか、釧路の
気温は21℃という別世界のなかでの試合となりました。
私の住む札幌もこの日は朝から気温が上昇し、終日30度オーバーの真夏日。
室内温度も終始30度をキープする中(クーラー無しの貧乏生活)、一時は長椅子で失神
をして、危うく病院行寸前で発見され、氷付けで救急車は免れる始末。
皆様も「熱中症にはくれぐれもご用心!」下さいませ。
そんな騒動でTVでのハム対ロッテ戦に気が付いたのは、すでに試合は半ばまで進行していた
5回表裏の攻防の時点でした。
まぁ、この時すでにスコアは13-0と驚きの大量得点となっていましたが、本当にこの日は
初回から相手投手石川歩くんを攻めて10得点とは......。
早い回で大量得点をする試合は、回が進む中盤で投手の油断から、味方も大量失点が起こり
やすいのですが、この日の有原投手は油断もなく8回を無失点に抑えたのは、ご立派です。
また打っては1番西川が4-3、4番中田も4-3と大当たりし、2番松本は好調を維持し4-2、
3番近藤も4-2として打率を.344まで上げました。
〈この日の中田は大当たり。1回裏に2安打(うち1本はタイムリ-2塁打)、3回も
レフトへのタイムリーと大活躍でした〉
〈コンスケは4-2で打率を上げて打率2位を守っています〉
〈レアードは8回裏釧路のファンに21号を放ちスシポーズのサービス〉
8回には渡辺に安打が出て全員安打を達成。
合計18安打は「打ち過ぎ...。」翌日の帯広線に取っておいて欲しかったですね。
<久々の完勝で頬も緩む栗山監督でした>
西武はSBを下しなかなか日ハムとの差が縮まりません。
SBは今年の優勝は諦めたわけではないのでしょうが、あまりにも元気がありませんね。
このままでは2強4弱(楽天の追い上げが激しいので)となる流れですが、西武の勢いを
止めるのは、日ハムと楽天に託されそうです。
そういうことからも帯広での戦いは、非常に大切な一戦だといえますね。