<女子ゴルフ:CATレディース>◇最終日◇19日◇神奈川・大箱根CC
今季2勝目がなるかと期待をしていた新垣比菜選手が、スコア誤記での失格という
憂き目に遭ったCATレディース2日目ですが、この日7アンダーの好スコアで首位
に躍り出たプロテスト合格ホヤホヤの大里桃子選手が、最終日も3バーディ3ボギー
の10アンダーで回り、2位の森田遥選手に2打差をつけて初優勝を飾りました。
【CAT Ladies 最終結果】
優勝:大里桃子(-10)
2位:森田遥(-8)
3位T:菊地絵理香(-7)
3位T:飯島茜(-7)
3位T:アン・ソンジュ(-7)
それにしても昨年から今年にかけての女子ゴルフ界での若手の成長には目を見張る
ものが有ります。
今ではいわゆる黄金世代に続いて、その下のアマチュアグループも各トーナメントで
プロを脅かす存在に成長をして来ましたから、数年後には畑岡奈紗選手のように韓国
やタイ出身の選手のように、女子ゴルフの本場のアメリカで活躍をする選手が増えて
くる時代が来るでしょう。
そのような時代が来るとともに、ベテラン勢やその中間で活躍をしているプロには、
弱肉強食となる新たな時代になり、はじき出される選手には死活問題となります。
いわゆる多くの若手がトーナメントに出て活躍をする反面、生計が成り立たない選手
が増加をするので、それらの選手を救済するステップアップツアーの賞金アップなど
を考えなくてはいけないでしょう。
若手選手が増える一方で、予選を通らない選手が増えるのは、実力の差として否めま
せんが、飛距離重視のコース設計も考え直し戦略的なコース設定をしていかなければ
女子プロゴルフ界も凋落しスポンサーも逃げていくのではないでしょうか。
また現在のTV放送も録画ではなく、リアルタイムでのライブ放送にしていかないと、
ファンは増えないでしょうね。
〈昨日の結果〉
2018/08/18(土)第16回戦(メットライフ)8勝8敗0分|観客数:30,966人
埼玉西武 7-6 北海道日本ハム
◆6回 清水の犠飛で生還する田中賢介選手◆
【勝利投手】野田(1勝1敗1S)【セーブ】ヒース(3勝0敗4S)
【敗戦投手】トンキン (4勝3敗12S)
【本】(日) なし
(西) 秋山 17号ソロ(1回・上沢)、中村 21号2ラン(2回・上沢)
「上手の手から水が漏る」如く勝利を信じて6-4で2連勝と誰もが思い8回裏にセット
アッパーのトンキン投手を送り出しますが、これが3失点の大誤算となります。
この日の両軍の投手陣にとっては「厄日」だったのか、日ハムの与えた四死球は「4個」
西武は「9個」という大乱調の試合でした。
それまでの日ハムは5回、6回と大量得点のチャンスを貰いながら、最少得点しか得られず
とりあえずは6回の2得点で6-4と逆転をしますが、問題は8回表の日ハムの攻撃でした。
先頭打者の清水が四球で出塁をすると、中島がバントで送り続く淺間は死球を得て、西川は
2塁への内野安打で1死満塁としますが、3番近藤は2塁への併殺打となります。
絶好の追加点のチャンスを逃がしたことで、試合の流れは変わりその裏に逆転をされるのです
が、回も押し迫った8回の無得点は余りにも痛い攻撃でした。
このようなシーンで大田泰示が居たなら、矢野謙治がいたなら、間違いなく外野への犠打は
打っていたでしょう。
とても残念な近藤のミスショットでした。
勝てた試合を失った日ハムの意気は消沈し、次の試合も心配になって来ましたが、ある解説者
は「調子の良い選手は使い、調子が落ちている選手は休ませる」ことが優勝への道につながる
と語っていましたが、まさにその時なのかも知れません。
栗山監督の采配は、他の監督にはない知略に富んだ作戦を良くとりますが、ここ終盤戦を迎えた
今は頑なに我を張らず、駄目だと思う選手はファームに落とし、下から調子の良い若手を上げる
切り替えをしなければ、あっという間に2位から転落をすることもあるでしょう。
どうも今日の攻撃でも、監督と選手間の気持ちのズレが敗戦につながったのかも知れませんね。