2018/08/11(土)第18回戦(ヤフオク)13勝5敗0分|観客数:37,643人
福岡ソフトバンク1-3北海道日本ハム
◆今日のヒーローは田中賢介選手でした◆
【勝利投手】トンキン(4勝2敗12S)【セーブ】浦野 (2勝1敗4S)
【敗戦投手】森(1勝4敗19S)
【本】(日)アルシア 12号ソロ(5回・大竹)
(ソ) 牧原 3号ソロ(3回・マルティネス)
連日の3万5千人超えの観客が集まったヤフオクドームは、さすがに九州での福岡
SBの人気度を知らしめる一端とも言えますね。
今は3位に沈んでいるとはいえ、ファンの前では無気力な試合は出来ないと頑張る
相乗効果があるので、常勝軍団としての強さはこういう所にもが垣間見えます。
先発はSBが大竹投手(熊本済々黌高 - 早稲田大 - 育成ドラフト4巡目・18~ )と
ここまで8勝のマルちゃんの投げ合いになりましたが、先制をしたのはSBでした。
3回この日も1番に座った牧原選手は、初球をライトスタンドに運び先制の3号を
放ちます。
対する日ハムは育成からあがり、初登板で西武打線を抑え(8回1失点)すでに1勝
をあげている大竹投手を打ちあぐみ、4回まで零封とされていましたが、先頭打者の
アルシアが、ようやく30イニングぶりの得点となる12号ホーマーで同点とします。
初物にはめっぽう弱いハム打線でしたが、今季加入のアルシアにはそのジンクスは
通用しなかったのかも知れません。
◆8月5日の西武戦アルシアの11号から無得点イニングが続いていた日ハムに得点
を与えたのはアルシアの12号ホーマーでした◆
それに育成出身とはいえ、SBには好投手が多いですね。投球フォームは大学先輩の
和田毅投手にそっくりで、経験を積んだならかなり手強い投手になるでしょう。
日ハムとしては、ライバル球団にまた一人「嫌な投手」が出て来たと言えます。
SB先発の大竹投手は6回5安打1失点でマウンドを去りますが、日ハムとしては彼
が降板をしてホッとしたのではないでしょうか。
ともに6回以降はリリーファー投手が頑張り、日ハムには嫌な雰囲気が流れていたと
思いますが、それを払拭したのは9回表のレアードのヒットでした。
続く鶴ちゃんがそれに続くと、この日3打席出塁をしていたアルシアは死球で1死
満塁と抑えの森投手を攻め立てます。
昨日も日ハムのセカンドは....云々と書きましたが、やはり今の窮地を救ってくれる
のはベテランの一打です。
横尾に代わって7回から打席に立っていた田中賢介は、外角高めのシュートをセンター
に運び貴重な2点タイムリーとします。
◆勝ち越しのホームを踏んだ太田選手と鶴岡選手◆
さすがにベテランの一打でした。
スーパーサブとしての賢介は、春先は不調でしたが夏場に入り良い仕事をしてくれて
いますね。
そろそろ引退かという雀もいますが、若手二塁手が伸び悩んんでいるだけに、それ迄
は現役として頑張ってくれるでしょう。
なんとか3連敗は避けて優勝争いから脱落の危機を脱した日ハムですが、首位西武の
勢いは止まりませんね。
日ハムには圧倒的に強い楽天も西武には大敗を喫するのですから、今年の西武は本当
に敵なしとも言えるでしょう。
ただ西武VS日ハムの直接対決は10試合も残っていますから、それまではじっと耐えて
離されずに行ったなら、チャンスは残されていると思います。
そのためにはヤフオクで高梨投手が頑張るしかありません。
〈昨日の結果〉
2018/08/11(金)第16回戦(ヤフオク)12勝5敗0分|観客数:35,816人
福岡ソフトバンク5-0北海道日本ハム
◆8回ヒットを放つ近藤選手◆
【勝利投手】千賀(8勝4敗0S)【敗戦投手】上沢(10勝4敗0S)
【本】(日)なし
(ソ)デスパイネ 24号2ラン(1回・上沢)
正念場を迎えたヤフオクドームでの敗戦は、逆転優勝を目指す日ハムには、痛い1敗
となりそうです。
それも新エースの上沢投手で負けて2試合連続の零封負けですから、チームの意気も
下がり、もしかすると首位を狙うどころではなく、プレーオフ進出を争う混戦に巻き
込まれるかも知れません。
楽天との16回戦は、堀瑞樹投手と同期の藤平投手に散発の3安打に抑えられてしまい、
この日のSB戦では、8回表に3安打1四球で出塁をしながら、拙攻で無得点に終わる
というチグハグな攻撃になっていますから、ベンチの焦りが敗戦を呼んだ試合と言え
なくもありません。
まぁ、相手先発の千賀投手に9奪三振も与えていたなら、得点をするのはとても難しい
のは当然ですが、この日はここ数試合好打を放っていた松本選手とレアード・アルシア
の両外人選手にヒットが出ず、ブレーキとなってしまいました。
またなかでも分からないのは、負けが込んできたここに来ても、打率1割を切りかけて
いる渡邉諒選手をスタメンで使い続けていることです。
横尾選手を使うには守備に不安があり、太田選手は守備は任せられるが打撃面ではと、
一長一短はあると思いますが、それなら思いき切りファームから平沼選手を上にあげて
使ってみるべきではないでしょうか。
いずれ大田泰示選手が戻って来たなら、松本剛選手をセカンドに使おうとの意図がある
のでしょうが、この際若手選手を使うべきだと思うのですが......。
このままではズルズルと連敗の怖れも出て来ただけに、連敗地獄の泥沼に陥る前に何ら
かの手を打って欲しいですね。
ところでファームで調整を続けている清宮選手はどうなんでしょう。
そろそろ上がってこないと、出番がなくなる恐れも....。
何だかんだとハムファンには不安が募る終盤戦です。