アマリリス(ヒガンバナ科)花言葉は、誇り、おしゃべり。南米原産の球根植物で多数の原種を交配して作られた園芸品種群の総称。球根は大きく、径6~10㎝。春に花壇や鉢に植えると、幅広の葉と太い花茎を出し、その先端に百合に似た花茎を2~4個花を咲かせる。花色は赤、桃、橙、白など華やか。開花は5~7月。切り花は冬~春を中心に出回る。また開花処理された球根が秋~冬に出回り、早春の室内用鉢花としても観賞される。●花はゆつたりと濃厚な雰囲気をもつ。大胆な景を詠んだ句、現代的な女性の気持ちを盛り込む事の出来る花である。「アマリリス裸足の童女のはだしの音 橋本多佳子」「原爆の地に直立のアマリリス 横山白虹」「太陽に鳥が棲めりアマリリス 福田蓼汀」「アマリリス廃炉明るく穢れなし 殿村菟絲子」「地球儀が小さく見えてアマリリス 山田弘子」「アマリリス燭の名残の蝋匂ふ 鍵和田柚子」「アマリリス男の伏目たのしめり 正木ゆう子」「アマリリス芯の奥より夜のきて 井越芳子」「新しき靴はく朝のアマリリス 倉田しをり」「アマリリス背中合わせに過ぎし時 やじまのりこ」。(アマリリス背中あわせで咲きつづく ケイスケ)