march騒がしい3月が とうとうやってきた 風と雲と 変わりやすい空をつれて 疾風の走る音が聞こえてくる 雪の谷を いま吹き過ぎてゆく ほめ言葉として おまえを 荒々しい嵐の月と 呼ぶものはまずいない だが いかに風がすさんでも 私には 好ましい月なのだ おまえは なぜなら おまえは 北の国に またも 美しく 輝かしい太陽をもたらし あの優雅な行列を従えて 春という やさしい名を帯びて やってくるからだ そして おまえの疾風と嵐の日々があっても 風は変り おだやかに温く 空が五月の青みを帯びるとき あの長い 光り輝く夏の日はほほえむだろう ブライアント。今日の誕生日の花は、母子草(キク科)花言葉は、いつも思う 優しい人。春の七草の一つ古い呼び名が、御形.五形.母子草。「雨に野は相生すべき五ぎようかな 季 吟」「古都に住む身には平野の五行かな 名和三幹竹」「こもごもに二人子の唄御行摘む 石田波郷」「高麗の里御行の畦に風移る 広瀬一朗」「御形摘む大和島根を膝に敷き 八田木枯」「老いて尚なつかしき名母子草 高浜虚子」「我ら知らぬ母の青春母子草 寺井谷子」。(三月がきて 亦も歳採る 吾寂し ケイスケ)