立坪菫（スミレ科；スミレ属）花言葉は、つつましい幸福。学名；Ｖｉｏｌａ ｇｒｙｐｏｃｅｒａｓ．日本のスミレ属は種類が多く、さまざまなものが各地に見られるが、花は、ほぼ同じ時期に見られるため、混同して扱われる場合が多い。種としてのスミレも普通種であるが日本を代表するスミレが、立坪菫である。茎が立ち上がり庭坪に咲くスミレの意。スミレは距の部分が墨入れに似ていることから転化した説と、摘み草だったので、摘み入れ草が転化したとする説がある。花色は、白．薄紫色。草丈は低く、中輪咲きで、葉の形は心形（ハート形）葉縁に鋸歯がある。耐寒性多年草。花の後に茎が立ち上がることから立坪。坪は庭のこと。東アジアの温帯に広く分布し、日当たりの良い山野には約５０種が自生する。三色菫「パンジー」は、ヨーロッパ原産で園芸品種。「山路来てなにやらゆかしすみれ草 芭 蕉」「菫程小さき人に生まれたし 夏目漱石」「小諸なる古城に摘みて濃き菫 久米三汀」。非常に繁殖力旺盛で、園芸店から購入した他の草花の鉢に、紛れ込んだ菫が、並べてある隣の鉢で咲くので、意識して摘み取っていたが、今年は如何なものか？菫専用の鉢を考えるか？食用の野菜に専念するか？（貧すれば吞）ケイスケは曲がり角？