レンギョウ;連翹;いたちぐさ;いたちはぜ(モクセイ科)花言葉は、達せられた希望、情け深い。落葉低木の花で、中国原産。当初は薬用として伝わった。早春、葉の出る前に、鮮やかな黄色の筒状の四弁花をびっしり枝ごとにつける。「連翹や真間の里ひと垣を結はず 水原秋桜子」「行き過ぎて尚連翹の花明り中村汀女」「連翹や雨の堅田の蓮如みち 星野麦丘人」「連翹に挨拶ほどの軽き風 遠藤梧逸」「連翹の空のはきはきしてきたる 後藤比奈夫」「連翹のひかり遠く喪服干す 鷲谷七菜子」「見ゆる雨見えぬ雨降るいたち草 手塚美佐」「連翹に一閑張の机かな 正岡子規」「連翹に見えて居るなり隠れんぼ 高浜虚子」「連翹やかくれ住むとこにあらねども 久保田万太郎」「連翹の一枝づつの花ざかり 星野立子」「れんげうや夜目に拾える妹がみち 石川桂郎」「原爆跡涙の如し連翹も 森 澄雄」「連翹の中より猫をつかみ出す 青柳志解樹」「連翹の下くぐるとき顏が黄に 松井百枝」「連翹は一葉もなくて唯黄なり 小林清子」。(かずかずの 黄花つどいて 道晴れり ケイスケ)