誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

沈丁花

2015-02-18 07:42:39 | 日記
沈丁花(チンチョウゲ科)花言葉は、不滅。中国原産の常緑低木で、高さ1mくらいで枝や葉が全体に丸く茂る。沈香と沈子の香を合わせもったような香気があるという意味で、沈丁花の名がある。わが国へは江戸時代に渡来し、現在も生け垣や庭園によく植えられる。冬すでにの葉の間に赤い蕾を用意し、早春から仲春にかけて強い芳香とともに花を開く。この香りはとくに夕方の湿気の高いところではよく匂い、春の訪れを感じさせる。内側が白色で外が紅紫色の小花が集まって咲くが、花びらのように見えるのは萼片で、沈丁花には花びらはない。全体に白い花の品種もあるが、香気は同様である。その他いろいろな園芸品種がある。果実はごくまれにしかできず、梅雨のころ挿し木で増やす。「沈丁やをんなにはある憂鬱日 三橋鷹女」「沈丁の一夜雪降りかつにほふ 篠田悌二郎」「沈丁の匂ふくらがりばかりかな 石原八束」「闇濃くて腐臭に近し沈丁花 野沢節子」「火事鎮まる朝の沈丁匂ひけり 栗木麦生」「万の蕾が鏡中に澄む沈丁花 柴田白葉女」。(街角の 垣根に匂う 沈丁花 行き交う人を 和ませる ケイスケ)