三椏(結香;ジンチョウゲ科)花言葉は、壮健。中国から渡来した落葉低木で、樹高2m位になる。黄褐色の枝がすべて三又に分かれることからその名がきている。三月頃、枝先ごとにかたまった蕾が垂れて、葉の出ないうちに黄色い小花を蜂の巣状に咲かせる。表皮と木質部の間の靭皮繊維(城皮)を採って和紙の原料とする。三椏繊維の和紙は、紙魚の害が少なくつやがあるので、証書、紙幣などの使われる。「三椏や皆首垂れて花盛り 前田普羅」「三椏の花雪片の飛べる中 山口青畝」「三椏の花のうす黄のなかも雪 大野林火」「三椏の花の光陰流れだす 森 澄雄」「雨やさし三椏の花の幽さをうべなえり 小林康冶」「やすらぎや三椏は咲き垂れるる花 林 翔」「三椏や百姓の顔ねむく過ぎ 岸啞稚魚」。現在和紙の産地として、島根県浜田市の石州和紙、埼玉県小川町の和紙が僅かに存在している。昭和23年ごろ島根県江津市の島根化学㈱私が最初に赴任した(現在日本製紙㈱)江津工場にて製造していた。