誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

2015-12-08 07:15:01 | 日記

チヤ;茶(ツバキ科)花言葉は、追憶。茶摘みは八十八夜の頃から始められる。このころに摘んだものが一番茶で、中でもは八十八夜に摘んだものが最も珍重される。立旬から八十八日目で、五月になったばかりのころである。昔は茶摘笠をかぶり紅だすきをかけた茶摘女が茶摘唄を歌いながら摘むといふ情緒豊かなものであったが、今はほとんど機械摘みになってしまった。しかし茶摘みは必ず晴天の日に行われるので、俳句の素材に適している。摘んだ茶は製茶機にかけられるが、昔ながらの方法では陪炉という特殊な炉に助炭という紙張りの枠をのせ、その上で茶を揉みながら仕上げるのである。「我庭に歌なき妹の茶摘かな 正岡子規」「むさし野もはてなる丘の茶摘かな 水原秋桜子」「青空へふくれあがりて茶山なる 富安風生」「向きあうて茶摘む音をたつるのみ 皆吉爽雨」「茶摘唄ひたすうらなれや摘みゐつつ 藤田湘子」「陪炉場の窓より見ゆれ宇治の山 池内たけし」「一とせの茶も摘みにけり父と母 蕪 村」「新茶摘む胸乳より日に融けはじめ 熊谷愛子」「山門を出れば日本の茶摘うた 菊舎 尼」「川霧のまくしかけたり茶つみ唄 一 茶」「茶摘み女も家に帰りぬ窓灯る 高木晴子」「茶の木にかこまれそこはかとないくらし 種田山頭火」「茶の花や此の夕暮を咲きのばし 千代 尼」「茶の花に射す日力得力抜け 星野立子」「茶の花の戦といへど寂けさよ 加藤千世子」「純白やご飯の国の茶の花は 谷口雨女」「茶の花に隠れんぼする雀かな 一 茶」「むさしのもはてなる丘の茶摘みかな 水原秋桜子」「茶づくりの今日をはじめの火の浄さ 水原秋桜子」「茶づくりの香にむせぶまで寄りて見つ 馬場移公子」「茶柱出障子の月光雪のごと 加藤楸邨」「茶の花にいまありし日が山の端へ 水原秋桜子」。東海道線の静岡を出ると一面茶畑の山となる。最近は往復する機会もなく茶畑の景色も望むことがない。(緑なす茶畑懐かしい昔の思い出 ケイスケ)