誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

寒椿

2016-01-09 06:24:41 | 誕生日の花ケイスケ日記
寒椿(ツバキ科)花言葉は、気取らない優美さ。冬のうちから咲きだす椿を、寒椿.冬椿という。園芸品種の一つに、山茶花のように花弁が散る「寒椿」という名のものもある。普通椿は、常緑高木の花で「椿」は国字で、春の事触れの花の意。中国では春の意。中国で椿の字をあてる木は、別種で、山茶と書くのが日本の椿にあたる。日本にもともと自生していたのは、藪椿であり、それをもとに園芸品種が多数作られた。八重咲と一重咲きとがあり、鮮紅.淡紅.白色など色はさまざま。ほかに乙女椿.つらつら椿.花椿.椿林.落椿などのくべつがある。「椿落ちてきのふの雨をこぼしけり 蕪 村」「ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に 高浜虚子」「寒椿落ちて一日の懐手 石田波郷」「寒椿落ちて火の線残りけり 加藤楸邨」「椿咲き日輪海の上わたる 岸風三楼」「駅ごとの赤い椿に停まりゆく 今井千鶴子」「かほどまで咲くこともなき椿かな 飯島晴子」「回廊の雨したたかに白椿 横光利一」「玉椿八十八の母の息 桂 信子」「黒潮へ傾き椿林かな 高浜年尾」「赤い椿白い椿とおちにけり 河東碧梧桐」「花弁の肉やはらかに落椿 飯田蛇笏」「落椿とは突然に華やげる 稲畑汀子」「落椿落ち真中に椿の木 今瀬剛一」「寒椿落ちたるほかに塵もなし 篠田悌二郎」「齢にも艶といふもの寒椿 後藤比奈夫」「くれないとゐいふ重さあり寒椿 鍵和田柚子」「今生の色いつはらず寒椿 飯田龍夫」「水のごと色いつはらず寒椿 飯田龍太」「水のごと目覚めてゐたり寒椿 佐野幸世」「仮りの世のなぞなぞを解く寒椿 大西大世」(ふるさとの町に坂なし寒椿 ケイスケ)