月見草;宵待草;大待宵草(アカバナ科)花言葉は、ほのかな恋。北アメリカ原産の二年草。草丈は60㎝位になり、淡緑色の葉は、卵形で柔らかい感じがする。白色の四弁花を夕暮れに開き、翌日太陽が昇るころしおれて赤くなる。最近はこの月見草が少なくなっており、俳句でふつう月見草と詠まれているのは、大待宵草のことを誤って混同している句が多いいようである。宵待草の種類も幾っかあるが、最も花美しく目につくのは大待宵草であろう。これはアメリカ大陸から渡来した帰化植物で、今ではほとんど日本中に群生している。夕闇に黄色い花おほのかに開くさまは詩情を誘う。「月見草蛾の口づけて開くなる 松本たかし」「月見草月は朝々残るのみ 中村草田男」「月見草夕月よりも濃くひらく 安住 敦」「待宵草片淵は暮小鮎をどる 木津抑芽」「一つ蛾に浜の月見草みなひらく 林 翔」「汽車煙熱きがかかる月見草 鷹羽狩行」「月見草歩み入るべく波やすし 渡辺千枝子」「月見草青眉にふるる風ありて 鷲谷七菜子」。(武庫川の畔の月見草街賑わいて今いずこ ケイスケ)。兵庫県武庫川北町の社宅横の小川は今は懐かしい想いでだけが残っている。