五月雨。六月に降る雨を「ツユ(梅雨)}と呼び、この「サミダレ」(五月雨)とよぶこの「サミダレ」は田の神(サガミ)の水が下垂るといふ意味。旧暦五月にあたるので「五月雨」の漢字をあてる。「五月雨や天下一枚うち曇り 宗 院」「湖の水まさりけり五月雨 去 来」「髪剃や一夜に錆びて五月雨 凡 長」。今日で六月は終る。九州地方は相変わらずの雨が続き周辺の民家が襲われ、莫大な損害を及ぼしている。関西~関東地方は空梅雨で取水制限がなされており、自然の猛威にさらされている。がようやく明日から7月に入る.『月も日もいかに行きけむかきくれし その世ながらの五月雨の空 三条西実隆』『あふち咲く外雨の木陰露落ちて 五月雨晴れるる風わたるなり 藤原忠良』。(さみだれのあまだればかりわがにはよ ケイスケ)。
半夏生;片白草(ドクダミ科)花言葉は、内に秘めた情熱。ドクダミ科の多年草。水辺に生え、観賞用や薬用に栽培も去れる。高さ60~100㎝、茎は長楕円形で長さ10㎝。6~8月茎の上部の葉が2~3枚白くなり、その脇から淡黄色で長さ10㎝ほどの花穂を垂れる。花は花弁がなく、虫媒花。全体に一種の臭気がある。「半夏生草」は、{半夏生(夏至から11日目」}の頃に花をつけるから、また葉の半面が白いのを半分化粧したという意味からともいう。中国名「三白草」◎時候にも半夏生があるので、梅雨明け間近の曇りがちの季節感と切り離し半夏生のころ上部の葉が白くなるからとも、その白い部分を半分化粧した姿に譬えたともいう。「川すこし濁りて曲がる半夏生 邉見京子」「半夏生咲かせ半信半疑かな 山田みづえ」「あやまちて片白草として白し 後藤比奈夫」「おのが鼻見えて居るなり半夏生 永田耕一郎」「片白草雨よぶ白を塗りかさね 加藤三七子」「三白草二白のときを剪られけり 山田弘子」「白また炎ゆる色なり半夏生 石黒 茂」。(吾句友半夏生を咲かせけり ケイスケ)。