誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

吾亦紅

2017-10-04 15:15:41 | 誕生日の花ケイスケ日記

吾亦紅;日当たりのよい草原に生えるバラ科の多年草。高さ30~100㎝。羽状複葉で長い葉柄がある。8~10月頃、細長い茎の先に暗紅紫色の団子のような花をつけるが、花弁はなく萼片が密集して穂状となったもの。寂しげな風情は詩心を誘う花名とともに愛されてきた。「哀れにやさし吾亦紅 信 徳」「しゃんとして千種の中や吾亦紅 路 通」「吾も亦紅なりとひそやかに 高浜虚子」「浅間越す人より高し吾亦紅 前田晋羅」「山裾のありなしの日や吾亦紅 飯田蛇忽」「折りとつて珠のゆれあふ吾亦紅 高橋淡路女」「吾亦紅つくりぼくろのかの人の 山口青邨」「吾亦紅折らましものを霧こばむ 阿波野青畝」「吾亦紅そうなる時過ぎて立つ 山口誓子」「霧の中おのが身細き吾亦紅 橋本多佳子」「朱の帯生涯似合へ吾亦紅 殿村莬絲子」「一病に仕ふ余生や吾亦紅 角川源義」「天女より人女がよけれ吾亦紅 森澄雄」「どこ歩いても足もとの吾亦紅 高木晴子」「吾亦紅死後も身近に母居給ふ 中村契子」「ついてくる人はと見れば吾亦紅 波多野爽波」「吾亦紅老いて焦茶を着こなせる 後藤比奈夫」「生まれたるままの身がよし吾亦紅 福田甲子雄」「吾亦紅母をあやしに帰り来し 原 裕」「山がそのうしろにいつも吾亦紅 不破 博」「吾亦紅霧の奥にて陽が育つ 宮坂静雄」「はじめから乾燥花なりし吾亦紅 金箱才止夫」「馬上より折る吾亦紅夕花野 茂 恵一郎」「吾亦紅には野の風スタッカ―ト 水田むつみ」「神小さきものに宿れば吾亦紅 岩岡中正」「湯治場の露地の浅さよ吾亦紅 高井北社」「妻と子と来て野辺山の吾亦紅 大屋達治」「目につきし時が盛りや吾亦紅 下田水心子」「情けふかきゆゑにうとまれ吾亦紅 山中英子」「尾瀬村の渡り板濡れ吾亦紅 柳沢みはら」。