ホトトギス(ホトトギス科の鳥)花言葉は、永遠にあなたのもの。杜鵑、子規,不如帰、沓手鳥、橘鳥,賎鳥,田長鳥、妹背鳥、卯月鳥。初夏五月に南方から渡ってきて日本に夏を告げる。九月には南方へ去る。中国東北部からヒマラヤにかけての一帯、インドネ̪̪シア、マダカスカルに分布する。同じホトトギス科の郭公より小さく,体長30㎝に満たない。背は灰褐色,腹には灰褐色の横縞がある。雄は「キョッキョッョと鳴き「テッペンカヶタカ」「特許可局」などと聞きなす。激情のこもるような声なので布を裂が如し」といい、鳴くときに口中の鮮紅が見えるので「鳴いて血を吐く」ともいう。巣を作らず鶯の巣に托卵する。「早苗鳥」「妹背鳥」など異名、「不如帰「子規」などの異字も多い。「軽口にまかせてなけよほととぎす 西 鶴」「ほととぎす(椴)杉の葉の落つる時杉の葉の落つる時 才 麿」「空になくや水田の底のほととぎす 鬼 貫」「ほととぎすさくらはせんに伐られけり 言 水」「ほととぎす貴船へ通ふ禰宜ひとり 来 山」「野を横に馬牽き向けよほととぎす 芭 蕉」「暁はまだ紫にほととぎす 芭 蕉」「京にても京なつかしやほととぎす 芭 蕉」「ほととぎす啼く五尺の菖草 芭 蕉」「ほととぎす大竹藪を洩る月夜 芭 蕉」「郭公声横たふや水の上 芭 蕉」「ほととぎす今は俳諧師なき世かな 芭 蕉」「有明の面おこすやほととぎす 其 角」「ほととぎ鳴くや湖水のさあさにごり 丈 草」「枝に居て鳴くいや梢のほととぎす 凡 兆」。{ほととぎす鳴くやあの世の明るくて ケイスケ)