心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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あぢぃ~んですけど

2015年07月13日 | ほんのすこし
ほんっとに あぢぃ~んですけど。
この夏 初めてエアコンのスイッチを入れましたよ。ドライで 設定温度30度に。
って 30度の設定ってするのかな・・・そのせいか 時折 ドライが休憩するようだけど。でも30度でないと 足が冷たく感じて困るし、冷え症なんだろうねぇ。だったら靴下はけよってことだけど、穿くとまた暑く感じるし。たいした困る体なのですよ。それでも外にでるときは我慢して穿きますけどね 今のところ。
今日は午前中 全部の窓を開放。でもお昼には汗が出てきて、どうにも止まらない。
え~い しようがない。この夏は我慢するのを止めよう!
窓という窓を閉め ベッドの部屋には除湿機をかけ、居間にはドライだ!
さぁ 快適な我が家♪
なんて思ったんだけど、このドライに慣れた体で 外に出たらどうなるかと思うと・・・あぁ今日はもう外に行きたくない・・・でも 行かなくちゃ 君に会いに行かなくちゃ(井上揚水じゃないけどね)の心境で 夕飯支度とストーブ取り外しのために行くのです。すでに母はスタンバイしていることだろうし(笑)
煙突をはずし ストーブ本体をどこに移動させるかという課題を何日も前から考えていた母が ようやく結論を出したらしい。お昼の電話でそう話していた。
それなら行かねばなるまい。

でもこの暑さと湿気じゃ 運転するのもどうかというので、今日は少し遅めに向かうことにした。
それでもまだまだ暑いよ。
服も最小限にして パソコンに向かっている。
まぁこの暑さの中でも やるべきことはやって、一段落ついた。

昔 結婚前 働いていた職場で暑いと言った人は100円罰金みたいな感じで 貯金箱を用意していたような。そんな年もあったなぁ。その貯まったお金はどうしたかって?職員のお茶代になった気がする。そんなこともあまりはっきり思い出せないほど 遠い思い出になってしまったなぁ。

でも暑いときに暑いと言わずに 寒いと言うのは熱中症にかかっている可能性があるかもっていうから、あぢぃ~って声を上げるのもそんなに悪いことじゃないかもね。

またまた取り止めないことを書いてしまった。いつもの反省。反省ならサルでもするって?すみません。

最近 読んだ本

2015年07月13日 | ほんのすこし
『書斎の鍵』喜多川泰著
父が残した「人生の奇跡」という副題がついています。
最初 読み始めたときは、時代設定に食いつけなくて なんとなく数ページで止めていましたが、再度読み始めるともう引き込まれてしまい 最後まで読み終えてしまいました。
不覚にも 何度か泣いてしまうという場面もあり、主人公の人生が紆余曲折でありながら なんと人生とは人間同士がこんなにも繋がりを持って存在しているのかという感動を味わいました。それはまた自分の人生を振り返りつつ 未来に思いを馳せることのできる意味をも持つものでした。
どこかで 諦めてばかりいたこの頃の自分。どうせやっても無理だろう とか、こんなもの何の役に立つっていうんだ とか、やる前に否定的なことばかりを考えてしまう自分がいました。
それが主人公と重なり 立場も何もかも違うのに 共感できるものが随所に見られたのが引き込まれた理由でしょう。

久々に泣ける物に出会ったという感じでした。
主人公は長い間 父とは距離を置いていました。久しぶりに郷里に戻るのは 父が亡くなったという知らせを受けてでした。そこで 父の遺言を目にします。そこに書いてあったのは 「~書斎の鍵をしかるべき人に預けてあるから 必要とする場合は そのしかるべき人から鍵を受け取ること~」という言葉でした。紙の本を読むことなどしてこなかった主人公にとって もはや書斎の中身などに関心はないはずなのだが、やはり鍵を持つしかるべき人とは誰なのか・・・と考えを巡らします。そしてその誰かを探しているうちに やがて 長年気付いていなかったある特別な人たちを知っていくのです。
父への反抗心から 父の勧める紙の読書から逆に遠のいてきた主人公。父の思いをはねつけて生きることを選んだ主人公。のちに深い父の思いを知ることになりますが、人生とは 何歳であっても、気付くときには変えられる そんな気がしました。
この中に『書斎のすすめ』という本が挿入された形で装丁されています。
書斎を持つこと 読書の魅力を見事に書いています。その中に〈感じ方次第で 何事もない一日も 夢のような一日に変わる〉という言葉がありました。単調だと思う暮らしにも その受け止め方によってはずいぶん変化がある わたしの生活もある意味単調で 部屋と実家とたまにちょっと別の空間といった具合、それを見れば 実に同じことの繰り返しのような毎日です。でもその一日一日は決して同じではなく 全部違っている。その中で出会う人々も違えば 言動も違う。また感動することも違う。わたしの生活は決して単調ではなく むしろ発見と希望に満ちていると思えないか。
1ページめくるごとに わたしの中に希望が生まれ 前に進もうと思ってくる。
こういう本と出会えることが 大事だなと思います。
誰かにとっては つまらないと思うかもしれない。でも誰かにとっては 大事な本になる。それはその時々のその人が求めているものに寄りそった本であったか否かという ただそれだけなのでしょう。つまらないと思った人だって のちに再度読んだときに感動することもある、それはその人にとってそのときがその本を欲している最良の時だということなのでしょう。

出会いにも色々あります。人との出会い然り。
本との出会いは その中でも格別なものがあると感じさせてくれた本でした。