最初、行こうかどうかと迷っていたコンサート。数年前にも行ったことがあったけど、間が空いてしまった。知り合いが長年(20年だそう)続けてきたコンサートで、「ウィーンフィルメンバーによる室内楽を楽しむ会」を作り開催してきたそうだ。ゴスペルクワイヤに入ったことでその方と知り合いになり、ミントンハウスの常連さんとも知り合いであったことから知り合いの輪が広がったという感じでコンサートにも行くことになったのだが、最初はこんな感じかなぁぐらいに思って聞いて帰ってきたことを覚えている。
あの頃のわたしにはクラシックを受け入れるものがあまりなかったのかもしれない。
でも最近はクラシックもいいなと思うようになった。テレビ番組でもよく演奏を聞く機会がある。今までどうして聞いてこなかったんだろうという疑問符が出てくるほどだ。そんなわたしだったので、彼女がまた今年もしかも20回目としてコンサートを開催するということをポスター等で知っていた。チケットどうしようかなと思いあぐねていたときにメールがあった、彼女から。
それが気持ちの後押しになった。
Mさんに声をかけると自分も行くからチケット手配しておくということになり、昨日は待ち合わせしてふたりで行った。そんなに期待?していたわけではなかったといえば悪いけど、わたしの中にクラシックに関する素養がほとんどないから漠然とした「ただ居心地のいいもの」を聞きたいぐらいの気持ちだった。
それがなんとなんと!
夕べは最初から最後まで夢中になって聞いてしまった。
親子の共演。チェロの父とバイオリンとピアノの息子たち。息がぴったり合っていて、まるで一つの輪でくるまれているような感じがした。最初は三人でモーツアルトを。次はシューマンをピアノとチェロで。その後ピアノソロ、スクリャービンの曲で第一部終了。
二部はバイオリンとチェロ、ハイドンの曲から始まった。そして三人でメンデルスゾーン。アンコールは日本の曲のメドレー、そしてヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」を。
あぁどれも最高に良かったの。その中で一番はメンデルスゾーンかしらね。メンデルスゾーンってこんなに良かったのかあって思うくらい良くて、ずっと聞いていたくなった。
アンコールで演奏した「美しき青きドナウ」はまるでオーケストラが演奏しているんじゃないの?と思うくらいの迫力があって、最後の最後にこれがきたか!という感じ。
Mさんが
「お正月のさきどりしちゃったわあ」
と満足そうな顔。わたしも頷いて。帰りはもう体も心もぽっかぽか。
ミントンハウスに寄って、二人とも興奮さめやらぬ状態でマスターにいかに演奏が良かったかを伝える。
店内はジム・ホールのギター。しかもお店が開店当時によくかけていたアルバムだとか。しばし昔の話に花が咲く。
その後アン・バートンがかかる。いいなあ、この声。
三枚目は渡辺香津美と沖仁のデュエット今年の新作『エン・ビーポ!』
沖さん初めて聞いたけど、ラテンギターもまた気持ちいいものだなぁ。
なんだかずっとクラシックからジャズと音楽を聞いていて、おしゃべりも楽しんで、すごくすご~く音楽っていいなと思えた時間だった。
コンサートはしっかりじっくり聞いて、その後は友人たちとの会話を楽しみながらのジャズで、その二つがまた自分の中で融合していったって感じ。
最後はもう久しぶりにほろ酔い十六夜(いざよい←語呂合わせね)らったった(笑)。危うくハッピー・バースディのゴスペル風?を乗せられて披露するところだったよ(かろうじて押さえた、これ以上の失態はしたくない)。だってコンサートが終わってからお店に行ったので結構ハイペースで飲んじゃったんだもの。ビールだけにしておけばよかったのにマスターがワインを出してくるものだから(って、マスターのせいにするのか)。
そんなこんなで「音楽っていいなあ」と思った夜。上弦の月がとっても綺麗な夜。
クラシックとジャズと友人と語らうひととき。
ビロードのような滑らかさであっという間に夜が更けていったのでした。
あの頃のわたしにはクラシックを受け入れるものがあまりなかったのかもしれない。
でも最近はクラシックもいいなと思うようになった。テレビ番組でもよく演奏を聞く機会がある。今までどうして聞いてこなかったんだろうという疑問符が出てくるほどだ。そんなわたしだったので、彼女がまた今年もしかも20回目としてコンサートを開催するということをポスター等で知っていた。チケットどうしようかなと思いあぐねていたときにメールがあった、彼女から。
それが気持ちの後押しになった。
Mさんに声をかけると自分も行くからチケット手配しておくということになり、昨日は待ち合わせしてふたりで行った。そんなに期待?していたわけではなかったといえば悪いけど、わたしの中にクラシックに関する素養がほとんどないから漠然とした「ただ居心地のいいもの」を聞きたいぐらいの気持ちだった。
それがなんとなんと!
夕べは最初から最後まで夢中になって聞いてしまった。
親子の共演。チェロの父とバイオリンとピアノの息子たち。息がぴったり合っていて、まるで一つの輪でくるまれているような感じがした。最初は三人でモーツアルトを。次はシューマンをピアノとチェロで。その後ピアノソロ、スクリャービンの曲で第一部終了。
二部はバイオリンとチェロ、ハイドンの曲から始まった。そして三人でメンデルスゾーン。アンコールは日本の曲のメドレー、そしてヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」を。
あぁどれも最高に良かったの。その中で一番はメンデルスゾーンかしらね。メンデルスゾーンってこんなに良かったのかあって思うくらい良くて、ずっと聞いていたくなった。
アンコールで演奏した「美しき青きドナウ」はまるでオーケストラが演奏しているんじゃないの?と思うくらいの迫力があって、最後の最後にこれがきたか!という感じ。
Mさんが
「お正月のさきどりしちゃったわあ」
と満足そうな顔。わたしも頷いて。帰りはもう体も心もぽっかぽか。
ミントンハウスに寄って、二人とも興奮さめやらぬ状態でマスターにいかに演奏が良かったかを伝える。
店内はジム・ホールのギター。しかもお店が開店当時によくかけていたアルバムだとか。しばし昔の話に花が咲く。
その後アン・バートンがかかる。いいなあ、この声。
三枚目は渡辺香津美と沖仁のデュエット今年の新作『エン・ビーポ!』
沖さん初めて聞いたけど、ラテンギターもまた気持ちいいものだなぁ。
なんだかずっとクラシックからジャズと音楽を聞いていて、おしゃべりも楽しんで、すごくすご~く音楽っていいなと思えた時間だった。
コンサートはしっかりじっくり聞いて、その後は友人たちとの会話を楽しみながらのジャズで、その二つがまた自分の中で融合していったって感じ。
最後はもう久しぶりにほろ酔い十六夜(いざよい←語呂合わせね)らったった(笑)。危うくハッピー・バースディのゴスペル風?を乗せられて披露するところだったよ(かろうじて押さえた、これ以上の失態はしたくない)。だってコンサートが終わってからお店に行ったので結構ハイペースで飲んじゃったんだもの。ビールだけにしておけばよかったのにマスターがワインを出してくるものだから(って、マスターのせいにするのか)。
そんなこんなで「音楽っていいなあ」と思った夜。上弦の月がとっても綺麗な夜。
クラシックとジャズと友人と語らうひととき。
ビロードのような滑らかさであっという間に夜が更けていったのでした。