心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

あぁ、とうとう雪か

2015年11月29日 | ほんのすこし
今朝はいつもよりずっと寒くて、ぶるぶる状態。
起きて見たらなんと雪が降っているではありませんか。
それでも去年よりはずっと遅い雪です。

午前中、香典を送る用事があって休日でもやっている郵便局の「ゆうゆう窓口」に行きました。行く前にしっかり検索。書留も扱っているか確認しました。日曜日は午前中の営業だとわかりましたので、早めに。
コンタクトを入れて、お化粧は下地とパウダーを少しはたいただけ。口紅とアイブローのみ。ほとんど素顔(笑)
そんな感じで雪の降りしきる中、運転していきました。恐る恐るね。

市内で唯一休日でも開いているそこへ行くと、なんだか人が多いなあと。
窓口は混んでいて、しかも別の方ではいつもは開いていない場所が開いていて。次々と人が入っていきます。なんだろうと思ってみてみると、臨時に開設されたマイナンバー再配達の受付場所でした。
ふ~ん、そうなんだ。
わたしのところにはまだ来ていなかったのです。

で、本来の窓口で用事を足そうと前の方が終わるのを待っていたのですが、そのときに後ろに並んだ列の中に、もしかして同級生? という方がいて、思わずじっと見てしまいました。
でも声をかけようとしたら、その方、マイナンバーの場所に移動してしまいました。
わたしは用を足し、駐車場に向かったのですが、どうにも気になって。車を出して出ようとしたときにその方が来たので窓を開けて声をかけました。
「あのぉ~、もしかして○○さんじゃないですか?」
「えぇ、旧姓はそうですが」
「やっぱり、わたし○○です。高校のとき一緒だった」
「えぇ!」

ということで、出ようとした駐車場で後ろに下がり、雪が少し降る中外に出て彼女としばし歓談。
高校卒業以来、何年経ったのでしょうか。彼女は昔の面影が残っていて、確信したのが声。窓口で待っていたときに他の方とマイナンバーの場所はどこかと話していたその声に聞き覚えがあったのです。
最初、声をかけたときに怪訝な顔をしていた彼女。わたしが誰なのかに気がついたらしく
「あ、え~、なんか違っていて。びっくり。綺麗になったんで。奥さまって感じ」
と言われ、逆にわたしの方がびっくり。そんな風に見えているとは露しらず。
手をぶんぶんと振り
「いやいや、ほら、もうこんなにぶよぶよにふくれてしまったのよ」
「全然、そう見えないわ」
彼女こそ高校時代からスレンダーでそのまま。スリムで変わらない体型に羨ましさを感じながら、そこからしばらく同期会の話に入り、懐かしい時間を堪能。
滅多に会うことのない人と偶然出会った雪の中。寒くてもなんとも暖かいひとときがそこにありました。

でも、滅多に会うことのない人に綺麗になったと言われて、今日はなんだか嬉しいような、鏡を見ては「今日はいつもより化粧ののりが良かったの?」と見てしまったわたしです(といってもほとんど化粧していないに等しかったのですが)。

母がいなかったのです

2015年11月29日 | 母のこと
昨日は朝からずっと変な天気でした。晴れたかと思えば突然あられのようなものが降ったり、空が暗くなったり、傘を差していてもすぐ晴れたり。天気に翻弄された一日で、暖かいんだか寒いんだかわけのわからない日でした。

母のところから帰るときも(昨日は早めに帰りました)パラパラと雨が降っていましたが、そんなに心配するほどのものじゃないなと思っていました。途中、ユニクロで欲しかったものがあったので寄り、家に戻った頃にはとても暗くて雨もひどくなり。
戻ってテレビをつけたときに、はたと気がついて。
「今日は羽生くんがテレビに出る日じゃないか」と。
母はわかっているのだろうか?
知らないでいると大変だ、と思い電話をしました。

ところが、何度電話しても出ません。あのとき見送りに玄関の外までそろそろと出てきた母です。何があったというのでしょうか。
あまりにも電話に出ないので不安になり、慌てて母のところへ。
外から見ると家の中は真っ暗です。玄関には鍵がかかっています。家に入り寝てるのかとベッドを見てもいない。
それよりも何よりも居間のこたつの上が乱雑で、こんな状態はあの母にはあり得ない!

探しましたよ、あちこち「母さん! どこにいるの?」
外に出ては暗い中、庭に倒れていないかと目を凝らしてみたり。
どこにもいない。
しかも携帯は充電器に差し込まれたまま。どうりで電話に出ないはず。母のところで電話をかけてみたら聞き覚えのあるアメイジング・グレイスが鳴り響いたときにはびっくり。携帯にわたしの名前が出ていましたよ。
まさか連れ去られた? あり得ない、どう考えてもあり得ない。あの母を連れ去る人なんてあり得ない。なんの得にもなりゃしない(ごめん、母さん)。
そう思ったときに、ふと気がついて。
そういえば何日か前にパーマやさんで髪を染めなくちゃならない話をしていたなと。でもまさかこんなひどい天気のときにあの痛む足で行くか?
無い無い、あり得ないと首を振ったもののどこにもいない母のことを思うと、もしかしてと思ったのです。

いつも行く近くのパーマやさんに電話して、わたしが名乗るとちょっと笑って来てますよと。
あぁ、よかった!
でもまだまだ時間がかかるので、帰りは送っていきますから大丈夫ですよと言われ、ホッと胸をなでおろし。コタツの上やらあちこちを直し、夕飯にと買っていたお刺身をお皿に盛りつけ少し残ったお刺身はパックのままにして帰りました。
帰って、さて自分の夕飯を整えようと持ってきたタッパーを開けたら、母用に取り分けた真イカの炒め物がわたしのところに。逆に持ってきていたことに気がついて。
でももうもう一度戻る気力はすでになく。
母が戻った頃に電話。
「真イカの料理、間違えて持ってきたから食べないで。明日持って行って入れ替えるから」
「ちょっと食べたけど固かったよ。どうりで」

今日、間違えたイカを持って行ったのだけど、母が笑って
「昨日、お刺身のマグロ食べたけど、ウニもあるって言ってたけど無いねぇって思ったら、今朝みたら皿にあったんだねぇ」
「えっ、あの皿の刺身食べなかったの?」
「うん、パックの方を食べたんだよ」
「えー! わざわざお皿に盛ったのに」
「だって、冷蔵庫開けたときに皿があったけど何か前の残り物が入っているもんだと思ってさ。背が低いから見えないんだよ」
が~ん。一番下の棚に置いたのに、それでも見えないのか。

まぁ、今夜の夕飯のお伴になったらしいけどね。
それにしても昨日は散々だったね。
でも、羽生くんのテレビ番組のことがなかったら、電話をかけて母のところに行く羽目にならなかったんだよね。
パーマやさんに電話して母がいることがわかったので、安心して母のテレビをつけて録画してあげました。
昨日の羽生くんの演技、見逃したら後悔すると思ったけど、間に合って良かったよ。大ファンの母なのにどうしてテレビに入る時間にパーマやに行くかなぁ。
しかもあんなひどい天気に。

「行くときは晴れていたんだよ」
そうですか、はいはい。