心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

ジュテーム♪

2017年02月07日 | 母のこと
最近、読書続きの毎日。
どうやらわたしは読書モードに突入したようだ。母の所に行くにも文庫本を持っていく。
昨日の病院付き添いでも文庫本を一冊バッグにしのばせていった。それがかなりページ数がある本でバッグに入れると重くなったが、読みかけなので軽い本を探すよりも今読んでいる本の方がいい。
しかし、病院ではなかなか続きを読めなかった。というのも母とあれこれ話をするのに忙しかったからだ。内容はとりとめないことだが、長時間待つときには話し相手がいると助かる。母も話題に事欠かず、目の前のテレビの画面を見て思うことを言ったり、病気のことを言ったり。

いつもよりずっと遅い時間に終了し、お昼ご飯は? という段になると、母が病院に入っているコンビニでお握りを買っていくという。
ついさっき先生に「減量しなくてはだめだ」と言われたばかりだが?
小さいサイズのお握りが二個入っているものを指さしあれがいいと。

戻ってからスープを作りお握りと一緒に食べた。
母はお腹がすいていたのでぱくぱく食べた。わたしもばくばく食べた(笑)。具だくさんのスープも食べて美味しいねぇと言いながら。

食べ終わると
「なんだかまだお腹に入りそうだよ」と言う。お腹がすきすぎて食べると急いでたべるから減量には逆効果だねと二人で笑った。まあ、徐々に、ね。と笑った。

そんなことの後、テレビを見るといつものワイドショーが入っている。いつもの、なので内容も小池都知事かトランプ大統領の話題ばかりだ。
わたしはさっさとテレビを見切って病院に持っていった文庫本を出してきた。
母はそのままテレビを見ている。わたしに「テレビは見ないのか」というので「どうせまたトランプか小池都知事の話でしょ。こっちの方がいいよ」と本を見せた。夕飯の支度にはまだ時間があった。

コタツから離れて母のベッドに寄りかかりながら本を読む。
母はテレビを見る。
テレビを見ながらコメンテーターやキャスターが話すことにいちいち口を挟む。わたしがチラッと母の方を見ると
「お前がいなくてもいつもこうだからね。黙っていても面白くないから、こうして声を出すんだよ」と弁解するような感じで言った。笑いながらわたしはまた本に目を落とす。

しばらくして。突然母が
「愛しています! アイラブユー!!」 と大きな声で叫んだ。
びっくりして本を落としそうになった。
母の方を見るとちょっと照れくさそうな顔をしている。何が起こったのかと思ったら。
番組の合間に入った新作映画の宣伝を見ていたそうだ。 ブラッドピット主演の映画『マリアンヌ』
その中で「ジュテーム」という言葉が聞こえてきたらしい。
それを聞いた途端に母の頭の中で弾けたのが、先の
愛しています! アイラブユー!!
だったというわけだ。

「もう、びっくりしたじゃない。こっちはミステリー読んでるのに、母さんは愛していますって言うし。」
耳からはラブロマンス、目からはミステリー、わたしはなんとも不思議な空間にいるなと思った次第♪

ただいま読んでいるのは『神の子』薬丸 岳(上下巻)
実に面白い。止められない・・・

それにしても、「ジュテーム」が「愛しています」だと即座に反応した母には、ちょっと驚かされる。

減量しなくては・・・

2017年02月06日 | 母のこと
今日は朝から母と病院へ。
リュウマチ治療の先生の所へ。
しかも行ってみたらなんと採血は5本!
えっ?! 母の採血は自慢じゃないけど大変なのだ。いつもすんなり出来る方がいるけどその方は別の方の応対。
母の担当はまだ若い方。やっぱりなあ・・・ 別のベテランの方が手伝ってもだめで、結局いつもすんなり出来る方が来てくれて最終的には五本の採血終了。
なんとも大変な採血を終わりました。

で、そこから車椅子を押していくと母が
「若い人を育てるためには苦労する人をやってもらうことも大切なんだよなあ」と。
「そうだよね、何事も経験だよね」
と応えた私。自分が実験台になっているということをちゃんと分かっているんだね。しかもそれが若い人を育てることに繋がっているということも分かっているんだね~。

でもさあ、受ける側は辛いのよね。針も痛いし、時間はかかるし。母のところでかなり時間を取られてたから次に続く人が待たされるということでしょ。それを母は気にしていて。
血管が見えないし、入れても針先が逃げてしまう母の血管、その大変さをいつも採血のときに感じる。母は一番悪いなあと思っているだろう。

そんな感じで終えた採血。そしてその後のレントゲン。あちこちを取った。
そして診察を待つ。かなり待つ。
時はすでにお昼を過ぎ。
母が「先生も大変だねえ」と。
そりゃ大変だよ。まだまだこんなに人がいるんだから。先生がご飯を食べるのは一体いつのことだろうとふと思った。

しばらく待って診察。
先生曰く、リュウマチの方は改善が見られるとのこと、今の注射がうまく効いているのだろう。
でも痛みがあるというのは、リュウマチとは関係の無い関節の状態と寒さだろうと。そしてさらに決定的なことが・・・
「身長が○○○で、体重が○○、これだと骨に痛みも出ますよ。このままだと糖尿病になると大変だから体重を減らさないと」
が~ん。
わかっていたことだけど。本人にはすごくショック。
あれこれ言われ、間食していないかとかね。でも本人にしたら食べてないって。まあ、食べてない部類かなあと思ったけど。


さあ、大変。
これから母の減量大作戦を立てなくては。
う~ん、頭が痛い。

初めて行ってみました

2017年02月04日 | ほんのすこし
ラーメンを外で食べるって・・・ 今のわたしにはとても考えられないこと。
以前、息子がまだいた頃はよくラーメン好きな息子に付き合ってラーメン外食していました。お気に入りのラーメン屋さんがあったのです。郊外にあって車でないと行けないのでわたしが連れていきました。息子はひとりでも歩いていける範囲のところには行っていたようです。
今はもう一緒に食べた息子も遠くに住んでいます。ひとりでラーメンを食べに行くなんて少しも考えることが出来ませんでした。ラーメンは自分で作って食べればいい、お腹の足しになればいい、ぐらいの気分でお昼を食べていました。
わたしはどちらかというと昔の中華そばが好きなので、それに近いものの方が外食するならいいなと思っています。
でもこんなに沢山あるラーメン屋(ほんとに地元にはラーメン屋さんが多いのです!)ではわたしの求める中華そばは無くて。
若い頃には旧市内と呼ばれる今のハチ公通りに「佐藤食堂」がありました。わたしはそこのおばさんが作る中華そばが好きでよく寄ったものです。
でもそこも時代の流れか後継者がいなかったのか閉店してしまいました。

スーパーで「煮干し中華」や「ちぢれ麺中華」を買って食べるのが一番好みにあっているなと思い、もう外食でラーメンは無いなと。

ところが、どうも最近地元の情報を紹介してくれているブログでラーメン紹介記事が気になるのです。煮干し系のラーメンだとか書いているし、いつも賑わっているようだし・・・
でも郊外なのでわざわざラーメン食べるためだけに運転していくか? ぐらいの気持ちで。(ラーメン好きの方にはすみません)
そんなところにふと母のところで地元紙を開いたら、広告欄にこんなものが。



聞いたことのないラーメン屋さんでした。しかもここって・・・歩いてもいける距離じゃないですか。

天気のよい日を見計らって、近くの郵便局に用事があったのでその用事を足しながら、てくてく行ってみました。ちょうどお昼どき。



あっ、ここって数年前の冬に「人を呼ぶ人?」 という記事の中で卵焼きをお持ち帰りしたお店じゃないですか。あのときは『絆』という名前だったけど。
そうか閉店していたんだね~。で1月21日からここで『雅龍』という名前でラーメン屋さんが開店したというわけなんですね。
あのときの卵焼き美味しかったなあ・・・

という思い出を思い出しながらトビラを開けると。中は結構お客様が。すでに食べ終えた高校生?たちが数名会計をし、カウンターには男性2名と若い女性が1名。カウンターに座ることに。テーブル席は三つだったかな。わたしが座った後もジャージ姿の二人や男性客ひとりが入ってきて、大盛況。店主がひとりで切り盛りしている様子。

メニューを見たら、こんな風で。



わたしったら、トッピングの意味を間違えちゃって。トッピングに煮卵をって注文しました。
サイズを選んで好きな具を入れたければ入れる? そう思ったのでした。
で、来たのがこれでした。



思わず
「あれ、普通のにもチャーシューとかついてくるんですか」って言っちゃいました。
店主が「基本チャーシュー、メンマ、煮卵はつくんですよ。あとサイズによってチャーシューが多かったりしますよ」とちょっと笑って言われました。一つ隣の女性も笑った気がしました。
そりゃそうですよね。素のラーメンだけってありませんよね。
だから煮卵をトッピング注文したのでまるまる一個入っていました(笑)。

もう数年ぶりのラーメン屋さんだからって、この失敗はないでしょ! ちょっと(かなり)穴があったら入りたい気分でした。
心なしかカウンターの向こうのふたりの男性にも笑われている気がしましたよ。

開店時間も11時から午後三時までと短いみたいでした。麺は固め、わたしにはちょっと固かったのですがラーメン好きにはいい感じなのかも。縮れ麺だったらもっと嬉しかったなあ・・・
味は薄口のわたしには少し濃かったのですが、煮干し風でしつこくなく好みの味でした。
歩ける距離にあるというのが嬉しいお店を発見でした。来週も郵便局に行く用事があるので、また足を伸ばしてみようかなと思っているところです。
トッピングなしだったら小を頼めば500円で食べることができます。腹八分目のところでちょうどいい量かもしれません。

結構わたしが目を付けた広告を見ていた方がいたようで、その話をしているお客様もいました。広告って効果があるんですね~。実際わたしも行ったし(笑)。

快方に

2017年02月03日 | ほんのすこし
つるり・・・
戻ってきた!

そんな予感がしてちょっと元気になった。
こうなると現金なもので、昨日のあの憂鬱な気分はどこかへ飛んでいった気がする。
朝の洗顔。
ここずっと悩まされていた湿疹も処方された薬を塗るたびに少しずつ快方に向かっている。今朝は特にぬるま湯で洗顔料を洗い流す間、両手の顔に触る感触が違った。
「つるり」という手のするする感があって、思わず〈もしかしたら湿疹が出来る前よりも肌がつるつるになっていくんじゃないの?〉なんてことまで思ったぐらいだ。まあ、実際はそういうことはなくまだ赤い部分も見られるし、触るとまだポツポツとあたる部分もある。だが、数日前のあの違和感はすっかり薄れていた。
やっぱり診察してもらうことは大事だな。
自己診断で適当な薬をつけるなんてもってのほかだ(よく言うよ)。皮膚科に関しては受診に慣れてきたので(慣れるというのもどうかと思うが)、気軽に行く気持ちになる。後は予定された日に行くだけだ。

それにしても気持ちが下向きになるのはやはり体調が良くないときだと思った。
昨日は朝からひどく冷え込んでいて、この温暖な冬を過ごしてきて初めてすこぶる冷えていると感じた。暖かい布団から抜け出して起きるのがとても億劫に感じた。そして午前中ずっと手術後右額のへこんだ部分がなんとも言われない嫌な感じの痛みを伴っていた。部屋の暖房を強くしてもその変な感じは抜けず、こうなるともう気分は最悪で。
昼には予定していた会社への顔出しもキャンセルしようかと思うほどだった。
だが、連絡済みのこと今更キャンセルもないなあと吹雪く中運転していった。
仕事は済み、数名と語り合いながら頭にある違和感をどこかに寄せてなんとか切り抜けた。

それにしてもわたしよりずっと若い子たちだが、もう子供が受験時期だという。それぞれに大学受験や高校受験。一人はもうAO方式で某有名国立に受かっているという。心なしか嬉しそうな顔で応える様子に母親の素顔を覗かせていた。隣の方は二月の下旬にあるんですよ、と不安な顔。
「今は前期・後期ってあるんでしょ? 後期もあるから助かるんじゃないの?」というと
「いえ、後期なんてほんの数名とかしか受からないんですよ」とこれまた大変そうな顔。
う~ん。
わたしが受けた時代はセンター試験もなかったし、国立の一期、二期と分かれていたから受ける分には良かったかも。足きりはなかったから、希望し試験日が重ならないならどこも受けることができた。

今の時代、センター試験が出来てよくなったのかどうか・・・
いずれにしても子を持つ親のハラハラした気持ちはいつの時代も変わらない。

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母の縁側にぶら下がる大きなツララ。
写した後で恐る恐る落とした。

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二月のささやき

2017年02月01日 | 朝のことば&つぶやき
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二月のささやきはどこかさびしい
ぬくもりを求めて
あちこちさまよい歩けば歩くほど
埋もれていくことばの群れ

二月のささやきは かぼそくて
外をうねる風の音に
すぐにも消されてしまう

だからね
ささやきはココロの中で温めて
じっくりゆっくり温めて

やがて芽吹く命の力強い声に合わせて
一緒に歌おう
ささやきを歌にして
今はまだ温めるだけでいいのよ

※※※

とある街で
長い影を落とす
とある街は
だれも知らぬ人だらけで
それでもずんずん歩いていけば
やがて影は街の影の中に入り込む

とある街の
とある一角で
一生を終える影のはなし

※※※

偶然の色の組み合わせを楽しんだ。アクリル画の一部。小さな青い空間に入り込みたかった・・・

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