夜の空を見ているようで

最近絵を描くことが多くなって。
キャンバスに絵の具を塗りたくって、その上に画用紙を置き、版画の要領で上からこすり取る。
そしてまだ絵の具が濃くついている画用紙をずらす。
ずらしたままキャンバスにまたこすりつける。
その繰り返しをして、さらにまた絵の具を塗りたくり、画用紙を・・・
その繰り返しを何度かしていると画用紙の方にこんな感じで不思議なものが出来る。

今回はまるで夜の空を思い出させてくれた。

光は星。
点々とこぼれるような星たちに。

なんだかこれってキャンバスよりも画用紙に映り込んだほうがいいかもしれない、なんて思ったりする。

全体ではなく切り取った画面で見ること。
それが夜を思わせてくれた。
ここは銀河系？　暗黒の世界か？　なんて。



スマホで写しておく。
切り刻んでしまう前に。

やっちゃいました

以前はよく母と温泉に行っていたのですが、昨年母のお風呂と台所をリフォームした後、母は家のお風呂に入るようになりました。
わたしはひとりで温泉に行っていたのですが、年末年始母のところに泊まった頃から母のお風呂を使うようになりました。狭いのですが新しいのと使い勝手がいいのとで、これはこれで温泉に行くよりずっと楽だなと思ったのです。温泉に行くとどうしても一時間半から二時間近くの時間が取られます。家のお風呂だとせいぜい30分超ぐらいです。その差の時間ってなんだか他にすることがあるんじゃないの？　って感じで。
でもだからといって何か実になることをやっているかというとそうでもないのですが（笑）。

母のお風呂を洗うのはわたしの役目。体が不自由な母にやらせておくわけにはいきません。でもたまに母の体調が良いとき掃除をしてくれている時もあります。
先日行くと、母があそこがいたい、ここが痛いと言うので、ははあん何かやったなと思って聞きました。すると前日の夜、お風呂に入ったときにこれを最後にしようとお風呂の残り湯を使ってあちこち掃除をしたそうです。掃除をしたときは調子良かったんだけどねぇ～。そうですかそうですか。まあ少しすれば痛みも少なくなるだろうねって気休めを言いました。確かに時間が経つとそういう痛みは消えるようです。
わたしだって筋肉痛はなかなか消えませんから。

で、わたしが本来すべきだった掃除をやっていただき、その後のお風呂の一番風呂にもわたしが入ることになりました。有り難いことです。親に洗ってもらったお風呂にわたしが最初に入るのですから。もったいないことですね。
有り難く最初のお風呂を味わったわけです。最近はふたりの間で入浴剤を楽しむことが流行です。その日はどれだったかなあ。ゆずの香りだったかもしれない。
それを入れて、今日はちょっと前に美容院でカラーリングしてもらった髪をいよいよ洗うぞ！　といったタイミングの日。洗髪ももったいないから少しのシャンプーですぐ終わろうなんて思っていたのです。

シャンプーをつけてゴシゴシ。
ん？　なんだかいつもより泡が立たないなあ。
これって美容院であれこれとワックスとかつけたりしたから汚れが落ちないのかなあ。
しょうがないな、もう一回シャンプーつけるか・・・しぶしぶシャンプーを。
あれ、またなんだか・・・　もぉ～、せっかくのカラーリングがもったいない。もうこれでいいことにする！
で洗い流して、隣にあったリンスをつけましたよ。

え？　なんでこんなに泡立つの？

びっくりしてラベルを見ました。
なんと逆に使っていました！

だって、いつも二つ一緒に並べて置いている棚、いつもと同じように置いていて。しかもシャンプーもリンスも同じケースと色。いつも置く場所は右がシャンプー左がリンスって・・・　自分だけ決めていたのか・・・
当然のようにいつもの置き場所だと思い込んで使ったわたし。
そうかあ、母が洗ってくれたんだった、このお風呂。

カラーリングしたてでシャンプーもいつもより少なく済まそうとおもっていたのに、何のことは無いいつもの倍も髪を洗ってしまったという。
なんとも情けない話でした、チャンチャン。

話が情けないのでせめて憂さ晴らしの青空を。