最近、読書続きの毎日。
どうやらわたしは読書モードに突入したようだ。母の所に行くにも文庫本を持っていく。
昨日の病院付き添いでも文庫本を一冊バッグにしのばせていった。それがかなりページ数がある本でバッグに入れると重くなったが、読みかけなので軽い本を探すよりも今読んでいる本の方がいい。
しかし、病院ではなかなか続きを読めなかった。というのも母とあれこれ話をするのに忙しかったからだ。内容はとりとめないことだが、長時間待つときには話し相手がいると助かる。母も話題に事欠かず、目の前のテレビの画面を見て思うことを言ったり、病気のことを言ったり。
いつもよりずっと遅い時間に終了し、お昼ご飯は? という段になると、母が病院に入っているコンビニでお握りを買っていくという。
ついさっき先生に「減量しなくてはだめだ」と言われたばかりだが?
小さいサイズのお握りが二個入っているものを指さしあれがいいと。
戻ってからスープを作りお握りと一緒に食べた。
母はお腹がすいていたのでぱくぱく食べた。わたしもばくばく食べた(笑)。具だくさんのスープも食べて美味しいねぇと言いながら。
食べ終わると
「なんだかまだお腹に入りそうだよ」と言う。お腹がすきすぎて食べると急いでたべるから減量には逆効果だねと二人で笑った。まあ、徐々に、ね。と笑った。
そんなことの後、テレビを見るといつものワイドショーが入っている。いつもの、なので内容も小池都知事かトランプ大統領の話題ばかりだ。
わたしはさっさとテレビを見切って病院に持っていった文庫本を出してきた。
母はそのままテレビを見ている。わたしに「テレビは見ないのか」というので「どうせまたトランプか小池都知事の話でしょ。こっちの方がいいよ」と本を見せた。夕飯の支度にはまだ時間があった。
コタツから離れて母のベッドに寄りかかりながら本を読む。
母はテレビを見る。
テレビを見ながらコメンテーターやキャスターが話すことにいちいち口を挟む。わたしがチラッと母の方を見ると
「お前がいなくてもいつもこうだからね。黙っていても面白くないから、こうして声を出すんだよ」と弁解するような感じで言った。笑いながらわたしはまた本に目を落とす。
しばらくして。突然母が
「愛しています! アイラブユー!!」 と大きな声で叫んだ。
びっくりして本を落としそうになった。
母の方を見るとちょっと照れくさそうな顔をしている。何が起こったのかと思ったら。
番組の合間に入った新作映画の宣伝を見ていたそうだ。 ブラッドピット主演の映画『マリアンヌ』
その中で「ジュテーム」という言葉が聞こえてきたらしい。
それを聞いた途端に母の頭の中で弾けたのが、先の
愛しています! アイラブユー!!
だったというわけだ。
「もう、びっくりしたじゃない。こっちはミステリー読んでるのに、母さんは愛していますって言うし。」
耳からはラブロマンス、目からはミステリー、わたしはなんとも不思議な空間にいるなと思った次第♪
ただいま読んでいるのは『神の子』薬丸 岳(上下巻)
実に面白い。止められない・・・
それにしても、「ジュテーム」が「愛しています」だと即座に反応した母には、ちょっと驚かされる。
どうやらわたしは読書モードに突入したようだ。母の所に行くにも文庫本を持っていく。
昨日の病院付き添いでも文庫本を一冊バッグにしのばせていった。それがかなりページ数がある本でバッグに入れると重くなったが、読みかけなので軽い本を探すよりも今読んでいる本の方がいい。
しかし、病院ではなかなか続きを読めなかった。というのも母とあれこれ話をするのに忙しかったからだ。内容はとりとめないことだが、長時間待つときには話し相手がいると助かる。母も話題に事欠かず、目の前のテレビの画面を見て思うことを言ったり、病気のことを言ったり。
いつもよりずっと遅い時間に終了し、お昼ご飯は? という段になると、母が病院に入っているコンビニでお握りを買っていくという。
ついさっき先生に「減量しなくてはだめだ」と言われたばかりだが?
小さいサイズのお握りが二個入っているものを指さしあれがいいと。
戻ってからスープを作りお握りと一緒に食べた。
母はお腹がすいていたのでぱくぱく食べた。わたしもばくばく食べた(笑)。具だくさんのスープも食べて美味しいねぇと言いながら。
食べ終わると
「なんだかまだお腹に入りそうだよ」と言う。お腹がすきすぎて食べると急いでたべるから減量には逆効果だねと二人で笑った。まあ、徐々に、ね。と笑った。
そんなことの後、テレビを見るといつものワイドショーが入っている。いつもの、なので内容も小池都知事かトランプ大統領の話題ばかりだ。
わたしはさっさとテレビを見切って病院に持っていった文庫本を出してきた。
母はそのままテレビを見ている。わたしに「テレビは見ないのか」というので「どうせまたトランプか小池都知事の話でしょ。こっちの方がいいよ」と本を見せた。夕飯の支度にはまだ時間があった。
コタツから離れて母のベッドに寄りかかりながら本を読む。
母はテレビを見る。
テレビを見ながらコメンテーターやキャスターが話すことにいちいち口を挟む。わたしがチラッと母の方を見ると
「お前がいなくてもいつもこうだからね。黙っていても面白くないから、こうして声を出すんだよ」と弁解するような感じで言った。笑いながらわたしはまた本に目を落とす。
しばらくして。突然母が
「愛しています! アイラブユー!!」 と大きな声で叫んだ。
びっくりして本を落としそうになった。
母の方を見るとちょっと照れくさそうな顔をしている。何が起こったのかと思ったら。
番組の合間に入った新作映画の宣伝を見ていたそうだ。 ブラッドピット主演の映画『マリアンヌ』
その中で「ジュテーム」という言葉が聞こえてきたらしい。
それを聞いた途端に母の頭の中で弾けたのが、先の
愛しています! アイラブユー!!
だったというわけだ。
「もう、びっくりしたじゃない。こっちはミステリー読んでるのに、母さんは愛していますって言うし。」
耳からはラブロマンス、目からはミステリー、わたしはなんとも不思議な空間にいるなと思った次第♪
ただいま読んでいるのは『神の子』薬丸 岳(上下巻)
実に面白い。止められない・・・
それにしても、「ジュテーム」が「愛しています」だと即座に反応した母には、ちょっと驚かされる。