渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

市内のイルミネーション

2022年11月14日 | open


静かな色を湛える。
しかし、寒い色なのに寒さを感じ
させない。
冷たい光なのに、なぜか暖かい。

ロバート・ランデ 〜カスタムキュー〜

2022年11月14日 | open






1983年、ボブ・ランデ作。
日本国内でも、ネットで探す世界
中の情報でも、これと同じ作を見
たことがない。
カスタムキューという呼称が無か
た時代の所謂カスタムキュー。
チューリップウッドをハギとスリ
ーブに惜しみなく使い、真っ黒な
黒檀の窓の中に本象牙のダイヤの
インレイをあしらう。
チューリップウッドはハカランダ
=ブラジリアン・ローズウッドよ
りも貴重で、フランス王朝のチュ
ーリップウッドの家具数点を現在
製作したら数億円かかると言われ
ている。
もしかすると、歴史上、木材の中
で一番高価だったかも知れない。
現在、ワシントン条約により、輸
出入禁止。

ランデはドイツ系アメリカ人の家
具職人だったがプールキュー作り
に転じた。
そして、ランデが立ち上げたメー
カーのブランド名をショーンとし
た。ドイツ語で「美しいもの」と
いう意味だ。
この私のランデキューはショーン
となって最初のRシリーズで、R
ナンバーは21。パンタグラフ導入
の初期作品であり、細部までまる
で高級家具のような緻密で精巧な
造りだ。
撞き味はカスタムキューそのもの
で、玉離れが速く、シャフトで
ギュンと手玉を持って行く感じ
キュー。バットは硬く、打感はと
てもソリッドなのだがスティッフ
ではなく、適度な柔らかさ、しな
やかさを持っている。
非常に撞き味が心地良いキューで、
こうした味のキューはあまり出会
わない。
80年代からずっと私の主たる差料
だった。文字通りの相棒。19.4
オンス。
古くから私を知る人は、私の印象
はTADではなくこのショーンなの
だそうだ。大きな大会で勝ち進ん
だのも、各地で涙の大敗を喫した
のもこのボブ・ランデだった。
また、玉屋で抱き抱えるようにし
て眠ったのもこのキューだった。
涙と笑いと深い季節をこのボブ
キューと共に刻んだ。
この一刀、切れ味は殊の外良い。
音は澄んだ高音。
まるで、ゴスペルのように澄んだ
清い響きを私に届けてくれる。
物を造る事は、物を造るだけの事
ではない、という大切な事を気づ
かせてくれる作品。
「良いもの」とはこうしたものの
事だろうと教えてくれる。人にと
って大切な事を。
このキューは、単なる物体を超え
ている。この作は生きている。
そして、静かに、私に語りかける。
その清冽なサウンドで福音へと誘
う。
このランデで撞く時、私の心は乱
暴にはならない。
人をして静寂なる事を学びせしむ
る。
このキューは、存在が清らかに澄
んでいる。

東京通信

2022年11月14日 | open






ここのつけ麺が激うまなので、
足を伸ばして時々寄るとの事。
こ、これは美味そうだ。
煮干し系つけ麺だそうです。


高知通信

2022年11月14日 | open




今食べてるウツボ料理がたまら
なく美味いとの事。


富山通信

2022年11月14日 | open











富山は回転寿司でもとんでもなく
美味かった、と神奈川県民語る。

ロボット

2022年11月14日 | open


最近、ファミレスココスでは
ロボットが料理を持って来る。
広島県東部。



1968年8月 瀬戸内海

2022年11月14日 | open


画期的だったフジカラーR100。
海に出かけた夏の海遊び。
1968年時にはそれは見事な鮮や
かなカラー写真だったのに、54
年が過ぎて色はこんな感じになっ
た。
カラーフィルムが一般的に普及し
たのは64東京オリンピック以降
だった。
1970万博の頃はカラーフィルム
一色。カラーだけど。
そして、70年代後半から、レトロ
感のあるモノクロを視覚描写とし
てあえて使うマニアも登場した。
映画もモノクロで作られる作品も
いくつか現れた。

最近、またフィルムカメラが静か
なブームになっているらしい。
フィルムで撮る写真には一期一会
があるので、撮り手はとても「瞬
間」という時の流れを大切にする。


キューのリング

2022年11月14日 | open



キューのリングにもいろいろある。
一番上はブシュカリングと呼ばれ
バラブシュカが多用した樹脂2枚で
金属輪リングを挟んだリング。
真ん中はメープルリングに切れ目
を入れて黒檀を埋めた輪を上下
黒樹脂で挟んだリング。スロット
やラダーリングとも呼ばれる。
TADが多用したので、別名TAD
リングとも。
一番下は黒樹脂一体物のリング。
ただの樹脂の輪っかだ。ダン・
ジェーンズ(Joss)が多用した。


これはザンボリングと呼ばれる
リングで、ガス・ザンボッティ
が考案したデザイン。
左と右がポール・モッティ作で
真ん中がBaddy藤田製。
赤や青のタネ板を黒檀でサンド
したベニアをメープルスロット
リングに埋め込んでから黒樹脂
で上下に挟む造り。

他にも実に多くの種類のリング
がある。
製作の手間は、樹脂単体が一番
簡単で、次にブシュカリングだ
ろう。
それ以外はどれもかなり精密な
工技術と手間が必要になる。
世にあるキューのファンシーリング
で一番ブシュカリングが多いのは、
既製品の金属の輪っかを樹脂で挟
んで接着するだけで生産性が高い
からだろう。

個人的に好きなのは樹脂一体物だ。
次がスロットのTADリングが好み。
樹脂一体物が好きなのは打感から。
スロットが好きなのは視覚的な
のから。和風な印象がある。
あまりごてごてしたリングは私は
好きではない。
ファンシーTADなどは、バットが
かなり派手な細工なので、シンプ
なスロットリング等はそれとバ
ランスとしてマッチしていると思
う。

こんなのもある。
これはTADの荒ネジ、茶樹脂リン
グ。
元世界チャンピオンのジョー・バ
ルシスが亡くなった1995年に彼
の使用したTADの追悼記念モデル
として作られた。
打感はシャフト二本とも極めてソ
リッドだ。


上が吉村、下がTADコハラ製。
どちらももう新品では手に入ら
ない。
TADさんにスペアシャフトを頼
んだら、アメリカまでバットを
送らなくても日本には吉村さん
がいるから彼に作ってもらって、
言われて誕生した嘘みたいな
シャフト。
吉村さんのTADシャフトはネジ
が傷まないように樹脂で作って
あり、TADよりある意味精巧(笑
ちなみに、コハラさんと吉村さん
はツーカーです。親友。
吉村さんの作るキューはTADに
よく似ているけど独特な味のある
キュー。60年代からの古い職人
さんでしたが、今は引退されて
ます。大阪の人。TADさんは親
が広島の日系二世アメリカ人。
本名コハラタダチさん。


先角は本象牙。


タップの交換

2022年11月14日 | open


タップを交換した。
よく交換するね〜。
って、違うシャフトです。