ジタン、ゴロワーズが日本から
無くなる。
想像つかない時代になった。
一時期ゴロワーズを吸っていた。
ショッポが手に入らないので。
尤も、国内販売のゴロワーズも
ジタンもOEM生産だ。
1980年代、海外持ち帰りのジタン
と国内物では全く味が違った。
本物のほうが断然ウマかった。
国産銘柄物は、トルコ葉の風味を
出し過ぎで外連味があり過ぎる。
本物はもっとさらりとしている。
いうならば、海外物はショート
ホープに味が近い。
ジタン、ゴロワーズが無くなると
いうのは、まるでコーヒーのモカ
やキリマンジャロが無くなるよう
な印象がある。
だが、それはJTからの供給が無く
なるという事だ。本体もパッケー
ジも日本で作っている。
コカコーラも日本国内で製造販売
されている物よりも、アメリカ本
国の物のほうが断然ウマい。
日本のは砂糖ソーダみたいな味だ。
アメリカ物はライトでカラメルの
味がする。
バドワイザービールもそう。
アメリカ本国物はコロナに近く、
ライトでいけるが、韓国物は味が
まるで違って、濁った水飲んでる
ような感じがする。水がとにかく
悪い。ホップも配分量違うのでは。
とにかく韓国バドはまずい。
海外ブランド物の国内販売物は本
国物とは味が違う。
新型コロナの影響でバドワイザー
は米国製の日本への供給を停止し
ている。現行品は韓国製のみ。
かつては、キリンがOEM生産して
いたが撤退した。キリンバドはそ
こそこいけたが、本国物のほうが
遥かに美味かった。
だが、小うるさいビール通気取り
たちは、バドワイザーなどはビール
ではないと小馬鹿にしていた。
キリンを飲んで(笑
日本酒通気取りがワンカップ大関
を馬鹿にするように。
食や嗜好品に関しての瑣末な見下
し指向。くだらぬ中身の無い矮小
な性根だ。味の差異ではなく銘柄
で格付けしたがる。
こうした例は革ジャン通気取りな
どにも多く見られる。流行ブラン
ド追いたちにそうした傾向が強く
見られ、本質的な良否判断性とは
乖離している。そうした判断軸を
旨とする選択思考、思惟に中身は
無い。虚。
ちなみにビリヤードキューのアダム
のキューは元々はアメリカ国内で
のみ販売されていた。
1960年代、日本の零細企業がアメ
リカ製のキューをコピーばかりし
ているので、リチャード・ヘルム
ステッターというアメリカ人のプ
レーヤーの若者が作業場を探し当
てて日本に抗議しに来た。
すると、粗末な機械で完璧なキュー
を作る日本の職人に驚愕し、その
会社を買い取って米国資本とし、
アメリカ国内で独占販売をした。
それはアダムスと呼ばれて全米で
評価された。日本国内では手に入
らない。1970年の事だった。
1970年代に日本のトッププロが
渡米した際、アダムスを入手して
帰国し、日本のアダム社に持ち込
んだ。「このようなアメリカの
キューが作れないだろうか」と。
見るとそれはアダムのキューだっ
た。
社長のヘルムステッターは1985
年に大手ゴルフメーカーのキャロ
ウェイの重役に抜擢されたので、
アダム社を日本人に無償譲渡した。
そして1986年にアダムは日本企業
となり、国内でも販売を開始した。
それから大躍進をし、世界のアダム
となって君臨した。
元々は、パーマーのようなアメリカ
の工場製品のプロダクトキューだっ
た。それでも品質が良いのでカスタ
ムと呼ばれていた。1987年あたり
までは日本では「アダムカスタム」
と呼ばれていた。
まだ、個人ビルダーの「カスタム」
という呼称が存在しない頃だ。
個人ビルダーの作がカスタムキュー
と呼ばれるようになったのは90年代
からだった。
この例は海外物と国内物が同一の
製造者だったというお話。
ただ、アダムはバブル期の爆発
事情により、台湾でのOEMも展
開した事がある。
アダムであるのに別ブランド銘柄
の製品は海外生産だった。
当時、台湾は撞球王国であり、
製造するキューもとても良質な
物を製造していた。
今は大陸中国がリードしているが、
30年前はアジアでは日本が米国
並に上質で、次に台湾、韓国と
続いた。フィリピンキューなどは、
質が最悪で、その悪質は2000年代
に入っても超出鱈目造りだった。
台湾は早くから質の高いキュー
を作っていた。
フランスのゴロワーズは玉撞きの
シーンによく似合った。
映画『ハスラー2』は、オープニン
グシーンが灰皿に置いたタバコが
煙をくゆらす映像だが、今の時代
では、禁煙ヒステリーたちによっ
て放送禁止映画に指定されそうだ。
偏執的禁煙推進者はまるでナチス
のようで、おぞましく気持ち悪い。
チャンネルがありません
