渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

徒(かち)キャンプ

2021年07月12日 | open


小学生の時のキャンプは、全て長距離バス
鉄道と路線バスを乗り継いで、徒歩で
移動するキャンプだった。自家用車はほぼ
使わない。
キャンプ場だけでなく、山間での野営に
よるブッシュクラフトも多かった。

古い時代のパターンなので、今の時代には
同じ感覚でやるとそぐわない事も多くあ
る。
例えば、今はトイレ掘りなどは厳禁だ。
昔はトイレをまず掘った。
また、テン場のテントの周囲には雨除け
の側溝をスコップで掘り進めた。キャンプ
場でもどこでも。
今はそれは禁止だ。
また、直火は今は殆どのキャンプ場では
禁止。焚き木の燃え滓や炭なども全て持ち
帰らないとならない。かつては埋めてい
た。また、埋める事が環境に宜しくない
という認識も希薄だった。
1980年代あたりから、だんだんと人々の
環境保全意識が啓発されてきた。
時代なりに人と自然と、両方とうまく折り
合いをつけて明るいアウトドア活動をする
事が望ましいだろう。

だが、今のキャンプ場は非常に神経過敏
で歪んだ感覚を持ち込む人もいる。
キャンプ場で車のドアを閉める音が気に
なるとか、焚火の煙が風に乗って来ると
か、料理の匂いが流れて来るとか、そう
した事にクレームをつけて「マナーが悪
い」とのたまう人たちも結構多い。
特にここ最近のブーマーさんたちには多
い。
それは、何か大きな間違い、心得違いを
している。

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