始動不能を理由に8ヵ月放置
された車両を私が引き取り、
復活させた。
エンジンの腰上組み直しで、
キック始動直後1分後の状態。
動画で感知できる微細異音は
外装を取り付けておらず被せ
ているだけの状態による振動
音。
廃棄物として打ち捨てられる
寸前だったVino、完全復活!
2ストオイルはヤマハ青缶。
始動後1分後。
正しく組めば、圧縮計測でも
きちんと圧縮は出ている。
ヘッドガスケットは新品に交
換済み。ヘッドの締め付けト
ルクは規定値。
8ヵ月原因特定できず修理も
できずにばらしたまま放置と
いうのは一体何だったのか。
ったく、しょーがねーなぁ。
私の作業時間は、腰上をピス
トンまでばらして基本通り正
しく組み直して、始動までで
1時間程だった。エンジンは
降ろさずに腰上のみ全バラで
芯を出して組み直し。
暖機後、煙はかなり出なく
なった。
エンジン組付け直後には内
部が2ストオイルまみれな
のでかなりの白煙を吹くが、
それは想定内、予定通りだ。
むしろ白煙を吹かなかった
らおかしい。
冷却フィンの固定ネジはプ
ラスネジからSUSヘキサゴ
ンに交換した。
あとはエアクリボックスを
定位置に組み、エンジンカ
バーと外装を組み込んで完
了。
試走後、シリンダヘッドの
締め込みトルクチェックと
各部エンジンと駆動部の増
し締めを行う。
その後、再び外装をばらし
て塗装に入る。