二輪車の挙動特性を読んで
セッティングや車作りをす
る方向性は、演繹だと駄目
で、現実的現出現象から良
化方向を割り出して行く帰
納法で車をまとめて行く。
私はこの場所をよく使う。
この橋のS字は50km/h以上
でも旋回できるが、40km/h
の規制速度内でも如実に二
輪車の特性が現出するので、
何がどうであるのかが掴み
易い。
最初の右は逆バンクになっ
ているので、ペタ寝かしで
ゼファーχなどではリアが
流れ出す。ドテポキグシャ
をやると川の中に飛び出す。
滑ったからと急激にリアを
グリップさせるとハイサイ
ドを起こすので、リアは逆
に微細な1/120スロットル開
度を利用して駆動をかけて
ドリフト気味に流しながら
車体操作操縦でマシンを起
こしてペタンと次の左に切
り返す。
オートバイも原付も古くなる
とサスペンションが正規の機
能を発生させなくなる。
それは要交換となる。
私も街乗りビーノのサスは前
後新品に交換してある。
前後サス交換とセンタースタ
ンド延長改造は3点でワンセッ
トだ。
このサスを使うと、前が下が
り後ろが上がるが、リアサス
が長い為にスタンドの高さが
足りなくなる。
スタンドは取り外してステン
レス丸棒を延長溶接して対処
した。
キャスターが立ち気味になっ
たので、滅茶苦茶曲がる。
グイグイ曲がる原付二輪に変
身した。
フロントステアで曲がるのだ
が、旋回中はリアに意識的に
荷重させる乗り方をすると
バランスが程よい。前乗りの
クラウチングスタイルだとよ
く曲がらない。
コーナリングではタイヤを有
効に使う。サスは沈み込ませ
る。
深いリーンアングルの寝かし
込みも当然だが、寝かせる事
よりもタイヤに面圧をかけて
潰し、サスを沈めてトラクシ
ョンを得る乗り方をする。
結果、転ばない。全く。