
一年に一度開催される我が社の試合は、一年に一度の同窓会みたいなもので、これまで世話になった人や一緒に仕事をした人と久しぶりに出会い、近況報告等が出来る場となります。
そんな中、私が新人時代に一緒に仕事をさせて頂き、又、その頃、道場でも汗を流した大先輩と10年振りぐらいに再会し、
お~元気しとんか?今どこおるん?
お久しぶりです!今は○○にいます!
なんて会話をさせて貰ったのですが、そんな大先輩から、
で、相手はどこなん?
それが、学校なんですよ。
え、学校って、わしの息子出とるで。
っちゅうか自分の相手と先輩同じ名前ですやん!息子さんですか!?
そうみたいやな、ま、軽く鍛えたってな🎶
・・・・。(私)
そう、対戦相手は、私が新人時代にお世話になった大先輩の息子さんだったんです。
ちなみに、私も今の職場に入った時、親父が同じ職場であったことから、
ほぉ~お前は○○さんの息子か!
お前も柔道するんか!頑張れよ!
等とよく声をかけて頂いたのですが、大先輩とは言え、まさか自分が新人時代にお世話になった方の息子さんと試合をすることになるなんて思いもせず、時の流れを感じるとともに、大先輩が嬉しそうに息子さんの話をする姿を見ていると何だか羨ましく思い、また、これまで一度たりとも、自分の子供と同じ職場で働くことなんて考えたこともなかったのですが、三兄弟の内、一人ぐらい同じ道を志して貰うのも悪くはないのかなぁ~と感じた一日となりました。
・・・・。
で、肝心の試合内容はって?
いや~試合をする前までは、大先輩には悪いけど、おっさんの意地を見せて大人の厳しさを教えたろと思たんですけどね、とんでもない背負いで投げられました。
幼い頃から大学までガンガン柔道してて、おまけに大学では講道館杯なんかにも出ちゃってる子。
その上、今も学校で日々鍛えまくってるぴっちぴちの23歳ですよ。
そんな若手に1分半ボロンチョンになって堪えた自分を自分で褒めてやりたいです!
(自分には甘っ!)
ある意味、私の勝ちです!
(どんな意味?)
試合後、大先輩に、
息子さん強いですやん!
と言うと、
お前が弱なっただけや。
と言いながら本当に嬉しそうな顔してました。
学校を卒業し、いつしか息子さんと職場で顔を合わせた時には、自分が若い頃にして貰ったように『お前の親父には世話になったんやぞ。』とこちらから声をかけてやりたいと思います。
(柔道は負けるけど・・)
柔道をしていたことによる人との繋がりに感謝ですね。
で、大悟!いや、大晟でも大和でもええわ!
いつかお父ちゃんの仇をとってくれよね!





