ちょっと用事で、鶴見の街まで。時間もあったし、せっかくここまで来たんだからなーと、なんとなく海沿いの方にクルマを走らせると、大黒埠頭の先に、「海づり公園」というのを見つけました。ほほー。
釣りは、やるのはさっぱりです。友人の誘いで、何度か水面に糸を垂らしたことはありますが、どうも向いていないのか、楽しみ方がわかっていないのか。濁った水の中で、何がどうなってるのかに気をもんでしまって、いっそモリを持って潜ったほうが早いんじゃないか、ともどかしくなってしまうんです。なので、もっぱら釣ってもらったものを食べる専門であります。今日の寄り道も、興味は釣りそのものよりも、この東京湾で、何が釣れるの?そしてそれ、食べれるの?という調査(笑)が目的でした。
いやはや、結構釣れるんですねー。アジにイワシにアイナメ、40cm級のヒラメやカレイ、さらにはクロダイなんかも釣れるそう。70cmもある魚をもったおじさんの写真もあったし。いやぁ、おいしそう。でも、もしさらに自分で釣ったお魚だったりしたら、ほんとにおいしいんだろうなぁ。でも、そうなると、調理がしづらいだろうなー。カワイそうになっちゃいそうで。
友人の話ですけど、毛ガニを北海道からお土産に、と送ってもらったことがあって、届いた発砲スチロールの箱を開けたら、ヒモで苦しそうにグルグルに縛られたカニが彼をみてもぞもぞ動いてたんだそうで。「いやぁー、あれは無理だよ。水槽買ってきて、しばらく飼っちゃったよ。」と友人。気持ち、わかるんですよね。えー、しばらく飼ったその後は、カニ君達がどうなったか知りませんけど。カニ、わざわざ送ってもらうほど好きな彼のことだし・・・確かに「しばらく」って言ってたし(笑)。
お話変わって。
その海づり公園で、今度は見晴らし台に登ってぼけーっとしていたら、下をおじいさんとワンちゃんが通りがかったんですよ。コロンっとしてて、かわいい犬だったので、思わず小さーく、「ハロハロー、チュッチュッ。」って舌を鳴らしちゃったらですね。さすが犬!さすが3000倍の聴力!
まさか聴こえないだろうってくらいの距離と声だったのに、「キッ」とこっちを向いて、「何っ!?今、呼んだね?オマエ遊んでくれんのっ?」、あるいは「何っ!?オマエ遊んでほしいのっ?」だったかな(笑)。次の瞬間、この写真の坂(芝生のトコロ、結構な急坂でした)をですねダダダーーッっと、一目散に駆け上がってきたんですよ。それはそれは、ものすごい勢いで!
そして僕の足元に駆け寄ってきたかと思うと、今度はジャーンプ!「ほれほれっ、遊ぼうぜっ!」って声が、うっすら確かに聞こえましたよ(笑)。しかし、石柵のこちら側に入ってきてしまったので、おじいさんから見えなくなってしまっていて、おじいさん、ちょっと心配そう。
なので「ホラ、もうお行きー。」って頭を撫でてやると、ハッ、とおじいさんのことを思い出したのか、坂の上に立ち、おじいさんの元へ、・・・転げ落ちる準備(笑)。ちょっと心配そうに見守るおじいさん、行くタイミングをはかるフカフカ君。緊張の瞬間の一枚です(笑)。写真ではわかりませんが、尻尾は興奮と緊張でビンッビンに振られてました。
ダーーッ!「行った!」。速い速い。おじいさんの元へ、無事に転げ落ちていきました(笑)。良かった、良かった。おじいさん「すみませんねー。」、ぼくも「いやいや、こちらこそ、(勝手に呼んじゃって)すみませんでしたー。」と、ご挨拶して。いやあ、しっかしあの振り向いた瞬間の顔と、必死に駆け登ってくる姿、爆発的にカワイイかったなぁ。
あ、下りたらすぐにウンチしてたね、見てたよ、きみー。犬ってウンチしてるとこ、そばでじーっと見てるとね、すっごく恥ずかしそうな、微妙~な顔するんですよ(笑)、見たことありますか?でもやっぱ、あんまり見ちゃかわいそうなのかな(笑)。
ではー。