ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日は、「ナイスポジションゲットしたから、花火一緒に見ようよ。」という友人の誘いに甘えまして、山下公園にて花火見物ができました。当初、「公園の中のー、氷川丸より左側ね。あ、ここから○○ホテルが、ちょっと見える。」とだけ聞いて、「了解。まぁ大丈夫だよ、適当に探すからー。ありがと。」と、中華街でラーメン&春巻をゆったりと満喫してから公園に向かってみたら、・・・完璧に甘かったですね(笑)。これ、公園まで辿り着けるの?そして、ちゃんと入れるの?ってほど。

いやー、もんのすごい人、人、人。元々、人の多いところは得意とはしておりませんので、普段は出来るだけ避けちゃうんですけど、「花火が目の前で見れますぜ」、と聞いたら、ねぇ。しかし、まったく人なんて探せる状況じゃなかったんですよね。すでに携帯電話も、電波が混雑してしまっていて全然繋がりませんでしたし。とりあえず「まもなく入場規制になりまーす!」と拡声器で叫ぶお巡りさんの横を早足ですり抜け、ぎりぎり公園内に滑り込めたまでは、まだ良かったんです。

すでに辺りは、ちゃんと計画性を持った、素晴らしくイベント慣れした大人な方々のビニールシートでギッチリと埋め尽くされておりました。みなさん、朝からとか、場所取りしたりするんでしょうね・・・すごいです。あとから知ったんですけれど、この横浜国際花火大会とやら、なんと50万人以上もの人が集まるイベントなんだそうですね。そんなにすごい人手だなんて、全然知らなかったんです(笑)。

なので、「まぁ、いくら人が多いゆうても、ねぇ。花火見るくらいどーにでもなるでしょ。山下公園、けっこう広いし。」程度の甘い考えの僕なぞ(笑)、もう上げた足を下ろす場所にも困る始末で、一歩も進めず、一歩も戻れず。しかしその場でしゃがめるスペースすら、皆無、という。まさに、あー、ヒトが立ちすくむ、とはこうゆーことだなーと思って思わず笑ってしまいました。いや、笑ってる場合ではないのだ。花火まで、あと30分を切ってるし。暗くなり始めたし。ここで立ってたら、邪魔だし(笑)。やばい、友人が見つからなかったら、どうなるんだ?

いくら見回しても、それらしき人はまったく見当たらず・・・って、見当たるわけも、ないですよね。あんな、打ち合わせでは(笑)。相手が小錦とか、ボブ・サップってんならまだ話は別でしょうけれどもね(笑)。友人、普通の人間だし。本格的に暗くなってきて、だんだん人の顔の識別が、出来なくなってきちゃいました。

夕暮れ時のことを「黄昏時(たそがれどき)」といいますが、同じ読みで「誰彼時」という漢字に出会ったことはないでしょうか。これは「誰(ぞ)彼(は)」の略で、「暗くなってきて、彼がいったい誰なんだか、よくわからない」という状態を表した漢字です。ぼくは、こっちの方がイメージが合うというか、好きなんですよね。昨日、差し入れのビール持ってぼーぜんと立ちすくみながら、なんとなくこの言葉を思いだしたりしていました。

うーん、さすがに無理かなー、あきらめるしかないかなー。いよいよ開始まであと5分を切ったその時。何度かけても通じなかった電話がですね、

突然通じたんですよ

携帯電話って、こういうときにこそ、本領発揮するんですね。いや、繋がったときは真剣にちょっと感動しました。ありがたや。もっぱらカメラにされてる、古いムーバですけど、まだまだいきますね(笑)。そして、めでたく友人と合流。いや、会いたかったよー、座りたかったよー(笑)。意外に近くにいたのにもびっくり。けっこう、見つからないもんなんですねー。でも、ありがとう。こんな芝生の上に座れるなんて。こんな友人は、宝ですね(笑)。

「・・・あのさ、ここー、もしかしたらなんだけどさ、あの木がさ、ちょっとだけ邪魔かもなんだよね」と友人。「そお?花火ってどの位あがるんだっけ?あの木よりも全然上にあがるんじゃないの?」と僕。「うーん、そっかな、だといいんだけど」「うん、きっと大丈夫だよ。ま、ひとまず乾杯しよう。」ぷしゅ。ぷしゅ。

・・・結果は、昨日のお写真をご覧ください(笑)。ほとんどずーっと、あんな感じでした(笑)。

いや、何発かは、見えたんです。すっごく大きいのも時々あがりましたから。その記念すべき写真が、今日のです(笑)。いや、たまだからこそ、余計にめっちゃくちゃ嬉しいんですよ。喜び倍増です(笑)。人生哲学を花火から学ぶ、と(笑)。いい経験をしました。たっまやー!かっぎやー

えー、これから色んなイベントの季節ですね。皆さん、お待ち合わせの計画は入念に(笑)。

ではー。



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