ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




SONNY CLARKは、ずっと大好きなジャズ・ピアニストの一人です

とにかくブルージーで、なんといっても、レイドバックした後ノリが気持ちいい。

彼の代表作といえば「COOL STRUTTIN'」というアルバムなのですが、写真はこちらのトリオの作品「Sonny Clark Trio」。

残念ながら31歳で亡くなってしまったのですが、周りに、こんな31歳がいたら・・・。

1950年代後半。今から60~70年も昔ですが(昭和でいうと、まだ昭和30年代頃ですね)、

当時は、本当にこんなアーティストがひしめき合っていた、凄い世の中だったのですね。

そして、やはりジャズを聴くと、黒人ミュージシャンの凄さ、オリジナリティの強さをまざまざと感じるのです。

 

ブラック・クランズマン」(オフィシャルサイト)という映画を観ました。

予告編などは、どういうわけか、ちょっとコメディっぽいタッチになってしまっていますが、全然違いまして、

いたって、真面目な社会派ドラマで、笑う所なんてそんなに無くいです(笑)。むしろ、スリリングで、ドキドキしている時間が殆どでした。

 

でも、「白人による黒人、ユダヤ人差別」そして、「黒人による白人支配への反発」という、リアルな超難しい問題だからこそ、「黒人がKKKに?」という、ちょっと有りえないような、少し軽めの入り口から見せてくれる手法は素晴らしいと思いました(でも、実話に基づいているよお話なのです)。

 

「マルコムX」のスパイクリー監督による、人種差別を描いた映画で、主役は、デイゼル・ワシントンの息子、ジョン・デヴィッド・ワシントンと、スターウォーズシリーズにも出演している、アダム・ドライバー。この二人の演技もとても魅力的で、あっというまに引きこまれてしまいました。

Amazonプライムでご覧になれますので、ご利用の方は是非。

日本人には、なかなか体感できない問題ですが、知っておいて損はないと思います。

世界に出れば、日本人も差別の対象になることもありますしね(昨今の新型コロナ問題とは別として)。

あと、黒人である主人公が、「白人英語を黒人英語を完璧に使い分けられる」という設定もこの映画の見所だと思います。

本当の白人が聞いてもわからないのだとしたら凄いな、と。

ちなみに、”クラシックピアノ”の世界では「音を聴けば(人種が)わかってしまう」という話を、以前にピアニストの本で読んだことがありります。

 

でも、それが個性にもなるのですよね

 

ではー。



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