稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

川上村村制130周年、昇段・昇格お祝稽古会(2019年10月27日)

2019年10月28日 | 剣道・剣術


奈良県川上村村制130周年、昇段・昇格お祝稽古会(10月26日-27日)

2日目だけ参加。
いやはや少し寝坊してしまった。
自宅から2時間。急いだら何とか開始直前に到着した。

着替えようとしたら上垣範士に「粕井、お前は元に立て!」と言われた。
昨夜の宝剣会の稽古とお酒のせいで体調はさほど良くは無い。
時間が無くて、トイレに行けなかったのも気にかかる。
水分補給の準備もしなかった。水を飲む時間も無い。

こんなことなら少しマシな稽古着と袴を持ってきておけば良かった。

気楽な気持ちで行ったので本当に驚いてしまった。
懸かり手と元立ちでは「天国と地獄」なのだ。

「おい、自分、マジ大丈夫か?」と自問する。
しかし上垣範士に言われて「出来ません」は言えない。やるしかない!


(右手親指の突き指も心配なので念入りに準備する)

川上村立武道場「川上源流館」
〒639-3603 吉野郡川上村北和田134


(川上源流館の航空写真・Google mapより拝借)


(稽古終了時に自撮り)


(稽古のあと、六段~八段審査の立合稽古で、森先生の寸評)


(稽古後の集合写真)


(上垣範士の挨拶)


【感想・反省点】

結局、1時間半の元立ちを務めた。
昨夜の酔いも、右膝、突き指の痛みも何とか凌いで終了した。

助かったのは、隣に八段先生数名が元立ちに並ばれたので、
そちらに並ばれる懸かり手が多く、少し息を入れる時間があったこと。

以前の元立ち(七段合格)の時は、
30分の打ち込み、切返しのあとの1時間半の元立ちだった。

あれは完全に休み無しの元立ちで、
帰りの車の運転で、右足がつってアクセルが踏めなかったほど。
それから比べたら数倍マシだった。

やれやれ。これで元に立つのはオシマイかな?
(私が八段に受かることはまず無いだろうから・・・)

ちょっとホッとした・・というのが正直な気持ち。

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八段受審者の立合いのあとの森先生のアドバイスは心にメモした。
また最後の上垣範士の挨拶では、「七段八段を受かって安心して稽古をしない者が多い。
合格したのは、その段のにやっとたどり着いた段階というだけの話である。
そこから不断の稽古をしなければ本物の七段八段には到達しない」という旨の話をされた。

正直、きょうの稽古は不充分な部分も多かった。
稽古をつけていただいた林八段にも私の一番悪いクセを指摘された。
いくつかの欠点を克服するために、また努力しようと心に誓う。
私はまだまだ未熟な七段教士である。
コメント
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