稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2019年11月28日)

2019年11月29日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時25分まで。今年39回目。参加人数20名ほど。

仕事のため大幅に遅れたので後半のみ。
着替えず見学に徹し、以下、メモした部分のみ記す。

鎬を感じる剣道。
鎬と鎬は触れ合っていること。
打とうとする時に鎬が離れてはいけない。
竹刀を下げて外す相手には少し左手を下げて構えて間合を詰めてみる。
手元を上げて防ごうとしたら小手を打つ。
松田範士の言葉。「攻めが効いたら道が出来る」

入りは真っ直ぐ。
左手は動かさない。攻めが効かない。

気をため中心を取り・・という作為的な攻めを稽古しているが、
最終的(八段受審)には作為的な攻めをしないようになることが大事。
相手が打とうとするところを打つ。いつでも打てる構え体勢気勢で。
相手が打とうとするところを見極める。(相手の目でわかる場合もある)

触刃交刃の間までは慎重に入る。そこからは遅れないこと。
攻め入ってるつもりで相手に乗られることがある。
触刃交刃の間に安易に入って打つに打てないで迷った瞬間打たれる場面も多い。
交刃まで入ったら「いつでも打てる」ように。

出頭の技は、火山の噴火が出る瞬間を捉えるがごとく。
火山性微動(打とうとする兆候)を見極める。

小川忠太郎先生の格言。「出発点は捨て身、到達点は相打ちの勝ち」
「打ちたい」とか「打たれたくない」でなく捨て身の気持ちになること。

構えた時に左手が高過ぎる人が多い。
剣先が寝てしまっては鎬を感じることが出来ない。
左手の肘に変に力が入ってしまう。
正しい構えになっているか再確認すること。

押さえると戻ってくる。「滑らしながら」がコツ。


(左手の甲で鎬を感じる)


(入るときは「真っ直ぐ」入る)


【感想・反省点】

何回も聞いている話でも、改めて「なるほど!」と思うところが多い。
同じ攻めの中から面、小手、胴に変化するということはすっかり忘れていた。

いつもの稽古の中で、なかなか新しい技を出せないのは、
試す→失敗する→もう一度試す→失敗する→使うのを諦める
という悪循環になるからである。

理合やイメージはわかっているのであとは反復練習するしかない。
どうも「失敗を恐れる」という病にかかっているようだ。

昨日のM君の手拭いの件でもそう。
最初は誰も上手に出来ないのが当たり前。
そこを乗り越えなければ進歩は無い。
コメント
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