【緑のカーテンに最適らしいが、こうなるともう雑草状態!】
深い青紫色の花が印象的な琉球アサガオ。もともと熱帯~亜熱帯育ちとあって、なかなか情熱的だ。だが、その旺盛な繁殖力はまさに「アンビリバボー!」。7月ごろから霜が降りる11月末ごろまで花を咲かせ続けるが、特に草勢が盛んなのが10月のこの時期。この先が行き止まりで人が通らないのをいいことに、幅4mほどの道を毎年わが物顔で埋め尽くす。高さ3~4mのブロック壁からもまるで滝のように下り、また上っていく。このアサガオ、もともとは上の庭で栽培されていたものが勢力範囲を広げているらしい。
琉球アサガオはヒルガオ科の多年草。沖縄原産のノアサガオの園芸品種といわれる。園芸店では宿根アサガオや西表アサガオ、ケープタウンアサガオ、オーシャンブルーといった名前で販売されている。1年草の一般的なアサガオに比べ、強健で花期が長く葉も大きいため、日除け用の〝緑のカーテン〟として人気を集めているそうだ。だけど、これほど繁殖すると時々〝監視〟も必要になってくる。油断すると、ランナー(つる)を伸ばし近くにあるアジサイの枝にからまって覆いかぶさってくるのだ。琉球アサガオ、恐るべし!