我を忘れて夢の中を彷徨いながら踊り続けます。今、自分は何をどうしているのかさへ忘却の彼方です。神々をまで巻き込んで狂うようにあたかもその場を照らしている光の精の様にです。自分が身に着けている衣服に注意を払う事さへ忘れて一心に踊り続けます。どうでしょう???着ている衣服は、当然、その激しい踊りに次第に乱れて
“掛出胸乳<ムナヂカキイデ>”
肌が顕わになって、その豊満な肉体が、乳までもむきだしになるのです。かって男性の神々は、その「肉体美」を、是非、一度はという願望があったのでしょう。その願望がその目の前に突如として現れたのです。皆さんならどうします。・・・・・・・・・さらに、見ておりますと、宇受売命の
“裳緒忍垂於番登也<モヒモ オホトニ オシタレキ>”
着ている裳を(スカートのようなものです)結んでいる紐がほどけて脱げ落ちてしまいます。全裸に近い状態になるのです。それを見ていた神様はどうなったと思いでしょうか????これも思金神の戦術なのです。
なお、当時の婦人の裳はあの高松塚古墳の壁画にあるようなものだったと思われます。これ等の服が自然にはだけてセミヌードになりながら踊り続けるのです。天宇受売命は!!!!!