それを目ざとく見たスサノヲは
「箸が・・・この河上には、きっと、人が住んでいるに違いない」
と思われます。それを古事記には、ご丁寧にも 、次のように書いてあります。
“尋覓上往者”
とです。これを<マギノボリ イデマシ シカバ>と読ましております。
さて、この「覓」の字は何だろうかと、又また、話がそれますが、辞書で調べてみました。すると、この字は「ベキ」と読んで、「求める」「流し目をする」という意味があるのだそうです。そして、その用例として「覓挙」という言葉も出ています。<ベキキョ>と呼んで、「つてをたよって、なにかをさいようしてもらおうとすること」と解説してあります。「何かを誰かに頼んで、ウインクでもして、よろしくね」と言っているような、今を、丁度、言い当てるかのような漫画が突然頭を横切ります。今朝の新聞の漫画に山田紳さんの風刺画が出ていますが、「私ならこの字をもじった絵を描くのになあ」と、一人でニヤニヤしております
それにしても、今朝の新聞の一面には『萩生田氏「発言概要」の文章』と、でかでかと書かれた文章が出ております。加計さんが行ったのは、まさに、この<ベキキョ>そのものではないでしょうか。萩生田氏の「何も知らん」という言動にも、なにやらその「覓」的な感情が見え隠れているように思われるのですが。
それこそ、「どう思いますか」です