吉備国の高島宮に八年間坐<マシマシ>て、
“従其国上幸之時<ソノクニヨリ ノボリ イデマストキニ>
です。
“乗亀甲為釣<カメノセニノリテ ツリシツツ>”
“乍打羽挙来人<ウチハブリツツ クルヒト>”
が現れます。釣りをするために、舟で無く、亀の背に乗って、さらに、奇妙な格好をしながらです。「打羽挙<ウチハブリ>」です。これは鳥が羽ばたくように左右の袖を振りながらやって来たのです。
何故、彼は舟で無く、亀の背になんか乗っていたのでしょうかね??此の事に付いては宣長先生も何も説明がありません。古事記になかでも、あの因幡の白ウサギの時にも、火遠理命の時にも出てくるのは
“和邇<ワニ>”
だったのですが、今回は「亀」のご登場です。何か古代社会に於いては神に近い存在としてそれらの動物が充てられていたのではないでしょうか。強くて長生のする物を神として奉っていたのではないかと考えられますが????
“従其国上幸之時<ソノクニヨリ ノボリ イデマストキニ>
です。
“乗亀甲為釣<カメノセニノリテ ツリシツツ>”
“乍打羽挙来人<ウチハブリツツ クルヒト>”
が現れます。釣りをするために、舟で無く、亀の背に乗って、さらに、奇妙な格好をしながらです。「打羽挙<ウチハブリ>」です。これは鳥が羽ばたくように左右の袖を振りながらやって来たのです。
何故、彼は舟で無く、亀の背になんか乗っていたのでしょうかね??此の事に付いては宣長先生も何も説明がありません。古事記になかでも、あの因幡の白ウサギの時にも、火遠理命の時にも出てくるのは
“和邇<ワニ>”
だったのですが、今回は「亀」のご登場です。何か古代社会に於いては神に近い存在としてそれらの動物が充てられていたのではないでしょうか。強くて長生のする物を神として奉っていたのではないかと考えられますが????