ちょっと勘違いして読んでいました。と云うのは、書紀にあるジンムが「速吸の門」で出会った
“珍彦<ウズヒコ>”
ですが、古事記には、何処にも、この名前は出ていません。しかし、宣長の「古事記伝」には
次の様な文が書かれてあります。
丸で囲った字がそうです。
「名、宇、豆、毘、古」
これを見た時、どうして〇で此の5字を囲んで入るのだろうかと不思議に思ったのですが、てっきり此の字も古事記の原文にあるものだと思いこみ、読んでいきました。でも、原文をよく見ると、この5字はありません。と云う事は、宣長が原文にはない5字を、後に編集した人が誤って書き落したのだろうとして、わざわざ付けたして「古事記伝」を作ったのです。
それを知らずに無知なる私めが、この文字も、当然、古事記にはあるものだと早合点して書いたものです。知らないという事は、何と恥知らずのことでも、平気でしゃあしゃあと書ける物だとあきれるやらはじいるやらしております。
なお、「古事記伝」の説明の中には、よく読むと
“名宇豆毘古の五字を補ひつ”
とありました。
“珍彦<ウズヒコ>”
ですが、古事記には、何処にも、この名前は出ていません。しかし、宣長の「古事記伝」には
次の様な文が書かれてあります。
丸で囲った字がそうです。
「名、宇、豆、毘、古」
これを見た時、どうして〇で此の5字を囲んで入るのだろうかと不思議に思ったのですが、てっきり此の字も古事記の原文にあるものだと思いこみ、読んでいきました。でも、原文をよく見ると、この5字はありません。と云う事は、宣長が原文にはない5字を、後に編集した人が誤って書き落したのだろうとして、わざわざ付けたして「古事記伝」を作ったのです。
それを知らずに無知なる私めが、この文字も、当然、古事記にはあるものだと早合点して書いたものです。知らないという事は、何と恥知らずのことでも、平気でしゃあしゃあと書ける物だとあきれるやらはじいるやらしております。
なお、「古事記伝」の説明の中には、よく読むと
“名宇豆毘古の五字を補ひつ”
とありました。