火遠理命(山彦)は塩椎神の造った旡間勝間<マナカツマ>の小舟の乗って着いた所が
“綿津見神之宮<ワタツミノカミノミヤ>”
です。なお、この「綿津見神」というのは。あのイザナギ・イザナミ二柱が生んだ三十五柱の神の一人です。サクヤヒメの父「大山津見神」や天照大神とご兄妹です。念の為ですが、山彦が着いたこの海中の大宮殿は親せき筋にあたられる神様の宮殿なのです。
「この舟が着いたら、御門の傍にある井戸の辺ある木に登って待っていなさい。その内にその神の娘が来ますのでそれまで待っておりなさい。」
と、その翁は教えます。
なお、井戸の傍に生えていた木の名前も分かっております。
“湯津香木<ユツカツラ>”
です。「香木」を古事記にはわざわざ“訓香木云加都良”と書いて読み方を示しております。
“綿津見神之宮<ワタツミノカミノミヤ>”
です。なお、この「綿津見神」というのは。あのイザナギ・イザナミ二柱が生んだ三十五柱の神の一人です。サクヤヒメの父「大山津見神」や天照大神とご兄妹です。念の為ですが、山彦が着いたこの海中の大宮殿は親せき筋にあたられる神様の宮殿なのです。
「この舟が着いたら、御門の傍にある井戸の辺ある木に登って待っていなさい。その内にその神の娘が来ますのでそれまで待っておりなさい。」
と、その翁は教えます。
なお、井戸の傍に生えていた木の名前も分かっております。
“湯津香木<ユツカツラ>”
です。「香木」を古事記にはわざわざ“訓香木云加都良”と書いて読み方を示しております。