さてまたまた。・・・
「あんたは、またまたと何回書いたら済むんじゃ。」
と、お叱りは覚悟していますが、それくらい、何回も、同じ言葉を使わなくてはならないような難解の語句がこの古事記を読んでいると続出します。
「火遠理命」は兄「火照命」から
「私が貸してやった鉤をどうしても返しなさい。他の鉤ではだめだ。」それを古事記には
“云猶欲得其正本鉤”
と。日本書紀には
“非我故鉤。雖多不取。”
と書いて、さらに追い打ちをかけるよう“益復急責<マスマス セメハタル>と、その時の兄海彦の様子まで詳しく説明してあります。
その結果、弟「火遠理命」は為す術もなく
“泣患居海邊”
するのです。これを宣長は
<ウミベタニ ナキ ウレヒイマス>
と読んでおります。
海邊を、わざわざ書紀の記述“海畔<ウミベタ>”から取って、<ウミベタ>と読んだと説明があります。
この<ヘタ>とは畔「ハタ」で、「そこらへん」を意味する言葉で、私の住む所は向畑<ムカイバタ>で「吉備津神社の向かい側の辺り」という意味で付けられた字名で、太古の昔から栄えていた町であることを証明しております。
「あんたは、またまたと何回書いたら済むんじゃ。」
と、お叱りは覚悟していますが、それくらい、何回も、同じ言葉を使わなくてはならないような難解の語句がこの古事記を読んでいると続出します。
「火遠理命」は兄「火照命」から
「私が貸してやった鉤をどうしても返しなさい。他の鉤ではだめだ。」それを古事記には
“云猶欲得其正本鉤”
と。日本書紀には
“非我故鉤。雖多不取。”
と書いて、さらに追い打ちをかけるよう“益復急責<マスマス セメハタル>と、その時の兄海彦の様子まで詳しく説明してあります。
その結果、弟「火遠理命」は為す術もなく
“泣患居海邊”
するのです。これを宣長は
<ウミベタニ ナキ ウレヒイマス>
と読んでおります。
海邊を、わざわざ書紀の記述“海畔<ウミベタ>”から取って、<ウミベタ>と読んだと説明があります。
この<ヘタ>とは畔「ハタ」で、「そこらへん」を意味する言葉で、私の住む所は向畑<ムカイバタ>で「吉備津神社の向かい側の辺り」という意味で付けられた字名で、太古の昔から栄えていた町であることを証明しております。