暖かさが続いた 3月初旬から中旬前にかけて、急に 椿 の花 が一斉に咲きだしました。
よく見れば オトメツバキ、 たくさん陽のあたっている上のほうは もう満開。
けれども 人の目につきやすい下のほうは まだ つぼみは硬く、
やっと色がついてきた という程度だったため
まだ数日かけて ゆっくり開いてゆくものだと思っていました。
あれっ と思ってよく見たら あっちでもこっちでも .....
ダークな色味の葉や枝に 幾重にも重なったピンク色の花が 華やかさを添えていました。
〔 可愛い色よね~! 女の子が大好きそうだもん、まさに 乙女チック ってとこね! 〕
〔 そんな華やかな乙女たちの揃い踏みも、きっと ここ数日 ね! 〕
けれども よく見ると
開かないまま落ちてしまっている硬いつぼみも けっこうある。
その差は いったい何?
とても不思議に思われました。
雨や風にも耐えてきたはずなのに なぜ!?
もしかしたら 小鳥さんに突かれて落ちてしまったのかしら?
小鳥さんが何度も止まるから 揺れて落ちてしまうのかしら?
気になって調べてみたら、 原因の多くは やはり、ヒヨドリさんのようでした。
ちょうど開きかけの花のつぼみを取って蜜の部分をくちばしでほじったり、
遊び半分でつぼみをかじる場合もあるんだそうで、
対策は <寄せ付けないようにすること>のみ だそうです。
〔 あ~ 我が家のは 完全に遊ばれちゃってる ってことになるわね~! 〕
〔 レストラン開店中 ともなれば ..... しかたないのかなぁ! 〕
相利共生 というのは なかなか難 しいことでもあるようです。
(小鳥さんのためのレストラン についての詳細記事は 古い順に、
こちら、こちら、こちら、こちら で ご覧ください。)
一重 ・ 筋入り ・ ラッパ咲き
(筒咲きからほどなく弁端が大きく反曲し、やや締りのない花形になるもの。)
千重咲き (オトメツバキ)
(花弁の重なりが多く、雄しべは無いか、もしくは落花まで見えないもの。)
星斑(ほしふ)入り ・ 牡丹咲き
(花心部でトジ弁や旗弁と入り混じり、入り乱れたもので、雄しべは数個に分割。)
一重 ・ 筋入り ・ 筒咲き
(咲ききってもV字形を崩さないものが理想だが、多くは次第に弁端がそり気味になる。)
椿の品種で一番多く開花 し始めるのは 2月下旬頃からだそうですが、
<早咲き>と<遅咲き>の両方を楽しめるのは 3月中旬~下旬頃のようです。
椿の花は種類が多過ぎて さっぱりわからない。
ちなみに、
花形 には 一重咲き、 千重(センエ)咲き、 牡丹咲き 以外に
・ 蓮華(レンゲ)咲き …… 八重咲きの1タイプで、花弁が少し中折れしてゆるく反り、
花弁と花弁の間が透けている。 彫りが深く立体感のある。
・ 八重咲き …………… 花弁が9枚以上で、花心には正常に雄しべがある。
・ 唐子(カラコ)咲き …… 雄しべ全体か葯が、小さい小花弁となり、花心部に美しく
まとまったもの。
・ 二段咲き …………… 雄しべの一部が弁花 して立ち上がり、花の中に花を重ねた
ように盛り上がったもの。 一名 櫓(やぐら)咲き とも言う。
品種は少ない。
・ 宝珠(ホウシュ)咲き … 花心部の花弁がお互いに固く抱き合って開かない。
雄しべに替わって花心に大きい玉を作るもの。
品種によっては八重や千重咲きの段階のものも含めてある。
・ 獅子咲き …………… 花心部は大小の弁花が進んで盛り上がっている。
この大小不規則な花弁の間に、雄しべが見え隠れ散在する。
・ 列弁咲き …………… 千重咲きの1つ。 花弁の重なりが6つの放射状にならんだり、
美しいらせん状の配列になる。
品種によっては、配列が乱れて千重咲きになる。
一重咲きの花形 には ラッパ咲き、 筒咲き 以外に、
・ 猪口(ちょく)咲き …… 主に極小輪に対する呼称。
・ 椀(わん)咲き ………… お椀のような形。
・ 抱(かか)え咲き ……… 弁端が大きく内曲し、雄しべを包み込むような形。
・ 平開咲き …………… 花弁が平たく全開するもので、雪椿 ・ 肥後椿 に見られる形。
・ キキョウ咲き ……… 左右の弁端が内曲するか、花弁が樋状に中折れしている。
咲き始めの時期にも見られる。
<花形>だけでも こんなに種類があるんだそうです。
そして そこから別れて それぞれに多くの品種がある!
図鑑などを手に取って見比べて見ても 非常にわかりづらく、特定には至りません。
あっという間に トサミズキ の花 も満開になりました。
冬場は まるで やせ細った枯れ木 にしか見えないのだけれど、
春になると 枝の先端や途中から 間を置いて 直接 つぼみが顔を出す。
そして そのつぼみからは想像もつかないのが 花 です。
まるで 1本の糸に いくつもの釣鐘がぶら下がっているように見える この花。
少し膨らんだつぼみを見ると ひとつひとつの花がきれいに畳まれているのがわかります。
間隔が空いているので 写真には収め難い し、
木全体を撮っても 花の感 じがわかり難い し、
背景が暗くないと色が抜けてしまう。
直接見ないとわかりづらいのに、
じっくり見ようと思っても 下がり花は 観察が し難くて苦労 します。
今はもう お花が枯れかかって 葉っぱが出始めています。
この葉っぱが また 涼しげで いいんです。
か細い 梅 の枝 にも 花が咲いているのを見つけましたが
花が咲かないと 何なのか さっぱりわからない という木は 多いものです。
去年、収穫せずにいた いちご に また花が咲き、
ヒサカキ にも びっしりと小さな花が咲いていました。
トサミズキ より 黄色が濃い レンギョウ が咲き、
姫うつぎ にも まだ硬そうだけれど つぼみが …。
<桃> かと迷う 八重の梅 は もう終わり、
今は こぶ し の白が ひときわ 目立ちます。
ちなみに、<桃> と <梅> には 下記のような違いがあるそうです。
梅 … ・ 花柄(かへい)がないので、枝にくっつくように花が咲き、 花びらの先が丸い。
・ 花芽が1節につき1個 なので、間隔が空いて ポツンポツンと花が咲く。
桃 … ・ 花柄が非常に短く、枝に沿うように花が咲き、 花びらの先が尖っている。
・ 節の中央に葉芽があり、両側に1個ずつ (1節につき2個) の花芽が付くので、
梅よりも華やかに見える。
雑草だらけのお隣りには 今年もまた ふき の花 が咲きました。
太い茎から "ド根性" が うかがい知れます。
東京の桜の開花は 25~26日あたりという予報でしたが、
確かに 我が家の庭の延長にある若い桜 も
10日ほど前から つぼみが膨らみ始め、
26日、ちらほらと咲き始めて、土曜日にはけっこう咲きました。
近くの桜も ピンク色! お花見にはいい時期になりました。
日曜日には夕方から雨 になってしまいましたが、
空がかなり頑張ってくれたお蔭で お花見 は充分に出来たことと思われます。
本日は もう満開 のようです。
ガクアジサイ の新芽 もどんどん大きく育っています。
冬の間の 枯れ具合は 相当なものだけど、
だからこそ感 じる 強い生命力。
この 艶やかな緑色が素晴らしい!
もうすっかり 春の装い!
それを教えてくれた 花たちです。
※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては
こちら で ご覧ください。)
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